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なぜ勉強をしなければならないのかVer.2

あなたは「引力発電装置」についてご存知でしょうか。2人のおじいさんが30年の年月をかけてようやく完成させた発電装置だといいます。

まさに今日、キックスターターというクラウドファンディングサイトを使ってその「引力発電装置」への寄付が38万円弱集まりました。

詳細はこちらに掲載しています。

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さて、この引力発電装置を見て頂くとわかるように、何やらすごく大掛かりな装置であり「なんかすごそう」な機械です。

機械の詳細は先ほどのキックスターターの記事に添付してある資料に載っているのですがやはり難解な仕組みです。しかし、簡略化して考えると、

①ポンプで水を上にあるタンクに汲み上げる
②汲み上げた水が下に落ちてくるエネルギーを回収する
③回収したエネルギーを①のポンプを動かすためのエネルギーとする

というもののようです。彼らは②のエネルギーが①で使うエネルギーの数十倍になるから、発電できると述べています。

彼らが正しいことを言っているかは、「永久機関」について検索するとわかりますが、おそらく間違っているのではないかと思っています。

ちなみにこの件については
「永久機関はできない」と熱力学第一法則で証明されているからどう頑張ってもこの装置は発電装置になり得ない、ただのガラクタだ、等と酷評の嵐です。

よく「不可能を可能に」とか「やる前からあきらめるな」とか言いますが、もし本当にこれが永久機関として開発されたものならば本当に100%製品化不可能なものということになります。
少なくとも今の技術では。
徒歩で大阪から東京まで1秒で移動しろと言われて挑戦しているのと同じことです。

30年という年月は途方もなく長く、不可能に挑戦し続けた彼らの熱意は称賛されるべきかもしれませんが、やはり多くの人は

「無駄なことを」
とか
「なんでできないってことを誰か教えてやらなかったんだ?」

って言うでしょう。

答えは一つ。


勉強不足。


30年も研究している人に向かって「お前は勉強不足だな」というのは失礼な話かもしれませんが、彼らの実験は実は数百年も前に似たような装置が作られ「失敗」しています。

もし彼らがそのことを知っていれば少なくとも今回の装置は作られなかったでしょう。

前置きが長くなりましたが本題。

なぜ勉強をしなければならないのか​

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先人と同じ失敗を繰り返さないため。


先人たちは私たちの代わりに多くの実験や計算をして、時には命を懸けて結果を出してきました。

その実験結果、計算結果の集まりが今私たちが勉強している数学や理科、社会です。

そいつらを勉強すれば、先人がどのような失敗をしてどうやって成功してきたかがわかります。いわゆる攻略本です。


攻略本を読まずに(勉強せずに)、自分の考えとアイデアだけで突き進んだ結果、数百年前と全く同じ結果になった・・・成長がない・・・

先人は泣いていますよ。きっと。なんで自分と同じ目に合う人間がまた出てくるんだって。

人間が誕生して数千年数万年。あなたが今ぶち当たっている壁はほかの誰かもぶち当たって乗り越えていった壁です。


先人の話を聞け。本を読め。勉強しろ。そして将来のために、あなたが乗り越えた困難や挫折経験を文字に起こせ。


存在している人間はあなただけではないのだから、協力して生きていったら楽じゃないですか?


過去や現在の天才と協力できる手段が「勉強」


お前が天才なら別にいいけど、バカならバカほど勉強しろ!!!天才は机の上にいるぞ!




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