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母のひな祭り
88歳の母、おかげさまで、自分の生活はなんでも自分でできます。
いつも家の中は片付いているし、料理も好きで、意欲的。
今日はひな祭り
ひな祭りには蛤形のちらし寿司と草餅をつくる習慣の彼女は、今日も例年通りにこしらえて、お雛様にそなえてありました。
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壁には自分で草木染めしたお雛様の布を飾り、今日はそれに加えて、自分で彫った鳥の型紙に私が撮影した庭のメジロの写真をアレンジして、額縁に入れていました。
型紙と背景紙と写真の位置がきっちりおさまっていないと気が済まない性格も変わらず、額縁に挟んだ時ずれないように両面テープでとめているのもいかにも彼女らしい一面です
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部屋を飾ろう、とする気持ちは私にはまったく受け継がれなかったので、88歳になっても、季
節ごとに部屋を演出する心がけには感心します。
ふとテーブルを見ると古い本が置いてあります
三月ひなのつき
私が子供の頃買ってもらったお雛様のお話です。
石井桃子作 挿絵は舞台美術家でもある朝倉摂。
どんな物語かすぐに思い出せませんでしたが、
開いてみると、確かに記憶にある挿絵、それがまさに昭和の時代を思い出させてくれるものでした。
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毎年おひな祭りにこれを読むの
え!この何十年も前に買った本を毎年読んでいたとは驚き!
88歳、母のお雛様はちょっと味付けが決まってなかったお寿司以外は例年通り滞りなく行われました。