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加藤のファミリーヒストリー11 詩人シェリーのアラスターから命名す

時代の流れの中で奮闘していた叔父尚武は、結婚前、私を含む姉の子供達が母の実家に遊びに行くと、かっこいいお兄さんとして遊んでくれました。
暗い部屋で怖い話をしたり、顔を動かさないで耳だけ動かしたり。私にとっては優しくて面白い叔父でした。
その尚武も1965年西川京子と結婚します。
私が人生で初めて出席した結婚式。目の前には自分の顔より大きいオムライスが出てきたことを覚えています。

尚武の結婚式

尚武のところにもやがて3人の女の子が誕生します

長女が生まれた時、すでに子育ての先輩だった姉登美子は同じ年に三女元子を出産、そして尚武にお祝いを送ります。そのお礼の手紙から、、初めての子供への叔父の思いが感じられます


身長は58cmでした。いただいた「健康な赤ちゃん」によると3ヶ月分はあります。この割合でこの子が成長すると、2mあまりの女となって、長い長い影を地面に落とすのではないかと思います。
暇があったら、ぜひぜひおいでください。そして色々教えてください。
色々なものをありがとう。ガコーソーの薬とおしめかぶれの薬は早速威力を発揮しています。
そちらには何を差し上げたらいいでしょう。
もしあったらおしらせください

京子は昔人形劇団をやっていたので、その時の友人に人形を作ってもらおうと思っているのですが、向こうも忙しくて、なかなか引き受けてくれそうにありません。
僕は、子供ができたら、乗れる汽車と、本物みたいに大きいぬいぐるみを作ると約束したのですが、いまのような忙しさではできるかどうかわかりません

名前は希理子としました。
由来はTo seek strange truths in undiscovered lands  Shelley  Alasterの一句

「希」は希むseekとめずらしいstrangeをかけてある訳です。
そして、桐の花がまだ咲いていましたから人に名前を説明するときには「希望の希に理想の理です」ということにしています。

しかし、この世にの中に希望も理想もstrange truths も人跡未踏の地に求めないでは得られないことをこの子は理解するでしょう。


尚武家族

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