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ノーベル平和賞

日本原水爆被害者団体協議会が今年のノーベル平和賞を受賞しました。
広島長崎に原爆投下されて79年。80年を目前の受賞です
私の世代は親が戦争体験者も多いので、戦争なんて人は二度としないだろうと思って育ちましたが、この79年の間にも戦争は起こり、今も終わりの見えない戦争が続いている。武器も進化した中で、戦争のやり方も変わってきたようですが、やっていることは同じ。平和に生活している人の命を奪っているのです。

大国が自国の持つ核兵器を抑止力としているとは、どんな努力をしても愚かな人間はいつか再び核兵器を使うのではないか?という疑いが強まっていました。
その中でずっと活動を続けていた被爆者団体

私も認識が浅かったのでウィキってみると、その歴史の中では分裂もあったようだし、きっとこの79年の間に世代も入れ替わっているはず。それでも声を上げ続けていたことで、軌道を外れかけた世界平和へ一石を投じてくれました。

ノーベル賞ってすごい

以下Wikipediaからの情報をもとに

物理学者のアルフレッド ノーベルが発明したのはダイナマイトです。爆薬の開発で富を得たノーベルは、お兄さんが亡くなった時に、アルフレッドが死んだと勘違いされて、ある新聞が「死の商人 死す」と書かれたのを見て死後自分がどう記憶されるか考えたそうです。
そこで遺した遺言が
「私のすべての換金可能な財は、次の方法で処理されなくてはならない。私の遺言執行者が安全な有価証券に投資し継続される基金を設立し、その毎年の利子について、前年に人類のために最大たる貢献をした人々に分配されるものとする」
これを元にのちに財団が設立されたそうです

「死の商人」と書かれたノーベルの平和賞
アインシュタインもそうですが、研究者は人を殺すことを目的に研究していない。
道具は全て、どう使われるか?によって殺すことも救うこともできるはずです。

私が抱くノーベル賞の印象はいつも世界の情勢に目を向けて「今」ふさわしい人(団体)を選んでいる。
物理学、化学とかさっぱり疎い私でも、ニュースでその選出理由を聞くとなるほどと思います。世界がこんなに歪んでいる中で、年末にノーベル賞の発表があると、こちらまで世の中を俯瞰して冷静になれる気がします。

ダイナマイトを発明した人が遺したものは未来永劫「平和」であってほしいと思います




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