ノーベル経済学賞に思う
またしてもノーベル賞が鋭い結果を出してくれました。
ノーベル経済学賞
(以下一部ネットニュースから引用しています)
マサチューセッツ工科大学のダロン・アセモグル教授とサイモン・ジョンソン教授、それにシカゴ大学のジェームズ・ロビンソン教授の3人の研究は
「制度がどのように形成され、国家の繁栄に影響を与えるかの研究」
ヨーロッパの植民地で導入されたさまざまな政治・経済制度を検証し、国家間の繁栄に大きな差があることについて、社会制度の根強い違いが1つの重要な原因になることを明らかにしたとしています。
私は、経済イコールお金の循環というイメージが強くて、企業を中心として物を売買したり、お金の流通を操作することで成り立っていると考えていました。それを研究するのが経済学?とも、
国家間でその繁栄に差があるのは、気候や文化、そして実際に売る物によって変わることが当たり前だと思っていたのに、今回の研究は収奪的な社会制度となっていた地域や国が、大変貧しくなってしまうということを発見したとは!
法の支配が貧弱な社会や国民を搾取するような制度は成長やより良い変化をもたらさない
これは、制度とはいうものの、私にはモラルとも取れます
つまりアホな支配者が民の利益をあてにして取り上げちゃうような国は発展しないということ
すごく明らかなようで、実際に今、気づかないうちにこの状態になっている国はありませんか?
という問いかけ及び戒めかとも取れます
それに、アセモグル氏はAI=人工知能について、規制がないまま開発が進むことで、社会や経済などに幅広く悪影響を与える可能性があると警鐘を鳴らしていることでも知られています。
AIの発展を野放しにすることで、人間の主体性が損なわれる。いかなる場合も人間主体でなければならないということ。私がずっとモヤモヤと疑問に思っていたことが本当に腑に落ちます。進化も良い発展は素晴らしい、何より人間の力の及ばなかったことが次々と実現していく世の中は夢のようだけれど、、
それでいいのか?
生きるということは、全てが自分発信で、考え、行動することであって、代わりに考えて行動してもらうようになってしまったら、それはもう人間社会とは言えなくなる
この方達の受賞こそ、今の世の中への問いかけ
ああ、ノーベル賞やっぱり素晴らしい
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