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ミュージカルやろう12 できた!
頭の中にしかなかった舞台が実現した日
朝9時会場入りしてセッティング
舞台でやるのは今日が初めて。いつも実寸で道具を置いて練習してきたものの、やはり実際の舞台に立つと勝手の違うこともあちこち出てきます。
もっとこっち? もっとあっち? そんな声が飛び交うのを聴きながら、舞台ができていく気持ちもじわじわと上がっていきます。
舞台のすぐ下には司令塔ならぬ私専用の机が設置され、楽譜、マイク、進行表のほかに、音響機材、時を告げるチャイムも並べられて、ここから音楽祭全ての指示が飛ぶのです。
子供から大人まで全員集合するのは本番のたった1日。
それでも練習を重ねた生徒たちは言われた通り動いてくれます。大人の本気が伝わるのか、生徒たちも真剣です。
リハーサルの場にいた全員が本番に向けて一つになっていくのがわかりました。
これがやりたかった、大人も子供もみんなで一つの舞台を作り上げたかった。
14時 私が音楽祭のタイトルを宣言して、指揮する手を振り下ろすと
せーの!で全員が同じゴールを目指して全力でスタートしました。
いつもより大きい声の子供達
いつもより響く大人の声
いつもより笑顔が弾ける演技
どれもこれも練習以上でした。主役のO君も迫真の演技でみんなの演技を引っ張ってくれました。音大生たちは若さあふれるパワーで舞台に花を咲かせてくれました。
ずっと「できる」と「できない」の間をよろよろしながら進んできた1年は
できた!
で締めくくりました。