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「誰でもできるのにほとんどの人がやってない科学の力で元気になる38のコツ」
「誰でもできるのにほとんどの人がやってない科学の力で元気になる38のコツ」(堀田秀吾 アスコム)
明治大学法学部教授の著者による、心理学や脳科学の視点から元気になるための方法を集めた本。エビデンスがあるものを集めたとのことであるが、もっともらしいものだけでなく、本当なのかなとやや疑わしいものも含めて、いろいろなものが挙げられていて面白い。
各界の一流たちが実践している「やる気スイッチ」の入れ方、それは「とにかくやり始める」こと
-----リベット他、最新の科学の結論 (26ページ)
背筋をピン!と伸ばして堂々と歩くと気持ちが積極的になり、さらにストレスホルモンが減少する
-----コロンビア大学カーニーらの研究 (49ページ)
胸を張って生活することで「できる人」のオーラが自然と発せられるようになる
-----南カリフォルニア大学ボーンズ、ウィルタームスの研究 (65ページ)
「ぼーっ」とすると脳は平常時の15倍働き、良いアイデアがわいてくる
-----ワシントン大学レイクルらの研究 (76ページ)
やけ酒をすると、イヤな記憶、イヤな気持ちがより強く定着してしまう
-----東京大学大学院野村と松木の研究 (112ページ)
落ち込んでいるときほど、人はネガティブなものに巻き込まれてしまう
-----心理学者ピアジェの研究 (122ページ)
勝負の直前に「不安」を書き出すことでパフォーマンスがむしろ高まる
-----シカゴ大学ラミレスらの研究 (170ページ)
オハイオ州立大学のブッシュマンらによる、興味深い実験があります。
夫婦107組に、21日間、寝る前にパートナーに見立てた呪い人形と51本の針を渡して、好きなように刺してもらうというものです。すると、血糖値が低いときほど、人形に刺す針の数が増える傾向が出たというのです。(175-176ページ)
身近な友人、知人、恩師などが喜んでくれそうなことを1週間に5回行うと幸福度が高まる
-----カリフォルニア大学リウボミルスキーらの研究 (200ページ)