「さあ、本を出そう」
「さあ、本を出そう」(金川顕教 総合法令出版)
事業家、出版プロデューサーの著者による、出版の勧めの本。「経営者は毎月でも出版しよう」「私が出版にかける時間は1冊あたり15時間程度です」などと書いてあり、どういうことだろうと思って読んでみたが、要するに出版プロデューサーとライターを雇って、最小限の取材時間で書いてもらって、それをチェックするという話だった。出版後の販促に1冊あたり最低でも500万円はかけろなど、あまり一般的でない話も多かった。ただ、出版を投資とみなしていて、経営者が節税をする手段として、本の出版は効果的という話は新鮮だった。また「失敗は次の本に生かす」など、数多く出版することの重要性も述べていた。