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「女子が一生食べていける仕事選び」

「女子が一生食べていける仕事選び」(上田晶美 草思社)

日本初のキャリアコンサルタントの著者による、女性を対象とした仕事選びの指南書。最初の方は、人生100年時代、男女の賃金格差、女性の貧困などの話がデータとともに続き、幸せの土台は「安定収入」でつくられる(55ページ)ということで、結婚してもしなくても安定して生きていける仕事(23ページ)が女性にも重要であると述べている。さらに、いきなり転職サイトに登録してはいけない(88ページ)などのアドバイスや、自分に合った仕事が見つかる「適職ベン図」(104ページ)(WILL, CAN, NEEDS, HELPの重なった部分が適職)など、女性でなくても興味深い部分もあった。

 人の役に立つのはボランティアだと考えるのはある種の固定観念です。働くことは人の役に立つこと。困っている人を助けることが仕事の本質です。そしてそれによって自分も糧を得るのだと考えを変えてみませんか? (110ページ)

 それではどんな仕事がなくなる可能性が高いのか。
 大まかに言えば、こんな仕事でしょうか。

  1. 事務

  2. 外国語翻訳

  3. 計算・会計

  4. 記憶に頼る仕事
    などです。(128ページ)

 ではどんな仕事が人間には残っていくのか。
 それは人にしかできないこと。機械、ロボット、コンピュータにはできない分野です。
 それはズバリ、

  1. 人と人の心が通う会話

  2. AIに指令する仕事

  3. 多くのことを統合する力

  4. コンピューターの使い方を教える、サポートする仕事
    の分野でしょう。(130ページ)

 「やりたいことがわからない」人はIT・通信・WEB業界 (140ページ)

著者が代表取締役をしている会社のサイトである。

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