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「週末だけで70カ国159都市を旅したリーマントラベラーが教える自分の時間の作り方」

「週末だけで70カ国159都市を旅したリーマントラベラーが教える自分の時間の作り方」(東松寛文 学研プラス)

平日は広告代理店で働き、週末で世界中を旅する"リーマントラベラー"の著者による、時間の作り方についての本。地球の歩き方シリーズなのだが、時間の作り方だけでなく、会社だけの人生から脱却するための考え方を説いた本で、非常に面白かった。

このようなサイトを作っていて、非常にエネルギッシュな方である。

ただ、このような本が出版されるのは、有給休暇を消化するのもためらわれるような職場環境が多い日本ならではのような気もした。また、もう少し旅先の具体的な話もあったらいいのにと思った。インドとパキスタンの国境での儀式(232-239ページ)は非常に印象的で、日本にいるだけでは決して知ることができない話であった。このような話をもっと読んでみたかった。

 自分の時間を自分のものにしよう(60ページ)

 その時間が自分の時間か、それとも自分のものではない時間か、どちらなのかを見極めるためのモノサシがあります。
 それは、"休日でもやりたいことかどうか"という視点です。(62ページ)

 自分の力では変えられないことをスルーする力を養い、そこで使わなかったエネルギーを、自分の力でも変えられることに最大限投下していきましょう。(67ページ)

 本書のゴールは、一度は諦めてしまったやりたいことを、自分の時間を作って実現することです。そのためのヒントやアイデアをChapter 2から紹介していきます。(72ページ)

 正直なところ、社会人3年目となり、任せられる仕事の範囲も広がって「自分がこの会社を支えるんだ!」くらいの気概で仕事していた僕にとって、今僕がやっていた仕事が、自分にしかできない仕事じゃなかった(=代わりはいくらでもいる)とも、思い知らされました。
 実はこの体験が、「人生は仕事だけじゃなくて、もっと自分の時間を大切にしてもいいのでは?」と、僕が考えるきっかけとなった話。仕事ももちろん大事だけれど、代わりはいくらだっているのだから、会社で働く時間以外に、自分のための時間も作っていこう。その時間だけでも、自分のために思いっきり楽しもう。(80ページ)

 休日は本来、すべて自分で過ごし方を決めていい、あなたの時間。その過ごし方まで、仕事や会社に忖度する必要はありません。時間のかぎり好きなことをして、思いっきり楽しんでいいのです!(136ページ)

 ダラダラしたいときは全力でダラダラする(139ページ)

 スマホの電源を切るだけで非日常は作れる(208ページ)

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