
「定年英語」
「定年英語」(田代真一郎 ディスカヴァー・トゥエンティワン)
自動車関係のエンジニアだった著者が、定年退職後に同時通訳者になった話の本。通訳学校というものがあることも知らなかった。エンジニアならではの英語習得の方法が書いてあり、勇気づけられた。
「 仕事を通じて英語を身につけようとするときに大事なことは、文字どおり「仕事」にフォーカスすることです。
もし、あなたが自動車のエンジニアなら、自動車の技術に関して話せるようになろうと努めることです。」
「 それ以外のこと、たとえば、政治、経済、歴史、法律などは、とりあえず話せなくても気にしません。
要は、自分の仕事のことが英語で言える、まずはそこを目指す。それが英語習得の正しい入口であり、一番の近道なのです。」
「
理由1 仕事の知識が英語を助けてくれる
理由2 仕事の英語はいつもリアル
理由3 仕事の英語は使用機会が多い
理由4 仕事の英語はつねに話題限定
理由5 仕事だからこそ、モチベーションが維持できる」
「 要は、自己紹介のように使用機会の多い話題を自分の中で定形型にし、その数を増やしていく努力をすることです。そうすることで、非定形型の話題への対応力が増し、会話に自信が出てきます。
これをまずは、自分の仕事の場ではじめるのです。」
「 話題を一つ定形化すると、英語力はグンと伸びる。それを続けると、グングン伸びるというわけです。
実際、私自身がそうでした。現在の私は政治についても、経済についても、スポーツについても英語で話せます。
それは、仕事を通じて次第に英語力(縦辺)が身についたからにほかなりません。仕事という限定の話題であったけれど、それを繰り返すことでちゃんと実力がついていったのです。
今でも、通訳の仕事で新しい話題に取り組むときには、まず知識・情報で横辺を伸ばし、次に関係語彙を覚え、英語のイメージトレーニングをして縦辺を伸ばします。それだけで、その話題に関する英語コミュニケーション力の四角形は、短時間で大きくなります。」
「 単語力をつける5か条
「単語こそ英語コミュニケーションの強い味方!」---これは私の経験的実感です。
では、ここで私が実践している「単語力をつける5か条」をご紹介します。
1 単語は出会ったときが覚えるとき。そのときの場面に関連づけると記憶に残りやすい
2 自分オリジナルの単語帳をつくる。それが仕事の単語帳
3 単語はすき間時間で覚える。単語帳をクリアファイルに入れて、つねに持ち歩く
4 クイックレスポンスが大事。自然に言葉が出るようになるまで鍛える
5 単語学習は継続。何度もしつこく繰り返す。忘れることを気にしない」
「 還暦を過ぎても、記憶力は余裕で維持できます。60歳以下の方、年齢を言い訳にするのはなしですよ!」
「 知らないことは訳せない。単語が出ないと苦労する。逆もまた真なりです。中身を知っていることは話しやすいし、単語を知っていたらとっても楽なのです。」
石井辰哉「TOEIC TEST文法別問題集 200点UPを狙う780問」(講談社)
江上泰一郎「英文法解説 A NEW GUIDE TO ENGLISH GRAMMAR」(金子書房)
日本外国人特派員協会
日本記者クラブのホームページ
越前敏弥「越前敏弥の日本人なら必ず誤訳する英文」(ディスカバー・トゥエンティワン)
Your Weekly Address
http://www.whitehouse.gov/briefing-room/weekly-address
PBS (Public Broadcasting Service)
TED talks
NHKの英語番組
https://cgi2.nhk.or.jp/gogaku/index.cgi
TOEIC SQUARE
Podcast
American Rhetoric Top 100 Speeches(アメリカの名スピーチ100選)
Steve Jobs (no longer available online)
http://news.stanford.edu/news/2005/june15/videos/987.html
マイケル・サンデル教授「Justice」の講義
http://www.justiceharvard.org/