Jスクールのセレクション対策
入会金や月謝さえ支払えば誰でも入れるスクールもありますが、一定レベル以上のスクールにはセレクションがあります。
一応セレクションの形式があるだけのスクールから、何百名の受験者から若干名の合格者しか出ない難関スクールまでピンキリではあります。
①現役スクール生の中に体験で入って、カリキュラム内で見定める。
②受験者だけで1次〜最終まで数回に渡り見定める。
①は、現役スクール生並みのポテンシャルを発揮出来れば良いだけなので、事前にスクール開催日にレベル感と内容を下見していれば、合否は大体わかりそうなものです。
Jの選抜スクールだと大体は②
最終まで3.4回のセレクションでしょう。
事前情報があったり、あまりにもスーパーな選手であれば、最終まで行かずに合格もありえます。
また、最後まで合否を決めかねて、最終セレクションの後に①で見定めるケースもあります。
流れは大体、始まる前に各自アップ。
リフティング等の軽い内容から、30m走の計測・トリカゴ・1vs1・2vs2・ミニゲーム(4.5名)何処に行ってもこんな内容でした。
会場入りから出まで、それなりの態度で参加した方が良いでしょう。
加点はピッチ内でしか無いでしょうけれど、減点はドコでされるかわからないと思います。
低学年であっても、受付は自分で済ませていました。
ビブスを渡され荷物を置く場所や、始まるまで何をすれば(しても)よいか等をキチンと理解出来る頭があると良いでしょう。
始まってしまえば、能力を発揮するだけなのですが、同色ビブスメンバーとのコミュニケーションは非常に大事です。
我が家も経験がありますが1次セレクションとは、開催側の判定基準に全くカスリもしない選手の排除です。
オープンなセレクションであれば、記念受験やらスクールのレベルを知らない選手も参加しますので、2次以降が実質的なセレクションになります。
数百名が受け合格が数名であれば、2.3名の選手は誰が見ても「あの子とあの子は合格だろうな」とわかる(見る目にもよりますが)ぐらい目立ちます。
残りはチームの好みですね。
経験上、受けた時に「受験番号が何番まであるから何名受けていて、恐らく何名ぐらい合格だろうから合格率は何%か」なんて考えているぐらいだと受かりません。
受かる時は、「これで受からないなら御縁(見る目)が無いな」と思うぐらいの感覚です。
受からないなら意味が無いかと言えば、そんな事も無いと思います。
落ちたとしても、同学年で自分と違う能力や特徴の選手が集まる中で何処までやれたか! 何次まで残れたか!
現在の立ち位置を把握する機会になると思います。
スクールによっては、他のJスクールとの掛け持ち(二股・三股の選手もいます)がOKだったりNGだったり。
ジュニアチームの有無絡みも含めJYへほぼ昇格〜数%しか昇格出来なかったり。
月謝も無料〜10000円程度とピンキリです。
セレクションは、オフェンシブなポジションをやりたがる選手が多いので、同色ビブス選手の名前を覚え、特徴も理解し、ポジションが被る様でしたら、代わりばんこにやる提案ぐらいの自己主張は出来なければなりません。
「やった事無いポジションをずっとやったから上手く出来ずに落ちた!」
これはよく聞く話ですが、そこの調整力も含めてセレクションです。
「当日、体調が悪かったから」
これも同様です。
本当に体調が悪ければ、運営側に連絡すれば2次から受験等もありえます。
因みにウチが受かった時は、1次からかなりの存在感は出せていたと思います。
本人に聞いたところ
「毎回、前のポジションをやりたがる選手ばかりだった。 ミニゲームはGK無しの4vs4だったから、『3トップ気味のダイヤで俺は後ろをやるから、ポジションは3人で回して! 後ろから美味しいパスを供給するから、後ろからの最低限の指示だけ聞いて欲しい』って
相手ボールからのキックオフ。
味方に指示を出して自分の所で嵌める。
そして運ぶ 釣り出された相手によってフリーになった味方にパス。 味方が即ゴール。
一発で味方の信頼を得て→指示を聞いてくれる→奪える→味方が活躍→たまに自分で行く
あっと言う間に4人はチームとなり、楽しそうに圧倒的に勝つ試合を繰り返しました。
2人は2次、もう1人は3次まで居ました。
このパターンの繰り返しでセレクションを乗り切りましたが、誰にでも当てはまる必勝法ではありません。
先ず、コミュ力が必須
そして、今回は対人守備への自信ありきのセレクション戦術です。
入るまでは、入る事が凄いと思っていましたが、入ったらその中で上の学年の練習に呼ばれるくらいでないと、昇格は遠かったりと何処にいても上を目指していないと厳しいものです。
例えるなら
【下りのエスカレーターで上に駆け上がる!】
常にこんな感じだった様に思えます。
所属していたチームの指導者は
「選抜スクールはセレクションを受けて入るものではなくて、呼ばれて体験参加から入るものだ!」
と言っていました。
スカウトがよく見に来るチームに在籍であれば、向こうから声を掛けてくる。
体験参加し、翌週からスクール生になればよい。なんで、お金を払って何度も行かなきゃならないんだ!
こんな理屈ですね。
ウチも体験参加の話がいくつかありました。
1つだけ行き、加入したので二股になりました。
何股でも、どのJYからも声が掛からない場合もあります。
少年団のエース・街クラブの主力以上なら、2次セレクションぐらいは行けるでしょう。
受けてみなければ何もわかりませんから、本人が嫌でないなら受ける価値はあると思います。
本人より親が熱くなりません様に…