Span of Control~注意が及ぶ範囲~
1人のリーダーが十分にコミュニケーションがとれる部下の人数は5~8人程度と言われていますね。
これを横文字で“Span of Control(注意が及ぶ範囲)“と呼ぶそうです。実際にはこの人数は業種や役割によっても異なります。
いまやSNSを駆使すればもっと多くの部下とコミュニケーションが可能になりました。重要なのは部下の数ではなく、リーダーに良いも悪いも正確な情報がリアルタイムで伝えられて、その情報に基づいてリーダーが速やかに業務上の判断を下すことです。
それには部下が躊躇せずに、忖度なしにリーダーに物言える職場の雰囲気や体質が不可欠です。
昨今、これまで日本を代表していた「名門企業」が不祥事を重ねたり、市場での競争に敗れて実質的に「解体」する憂き目に遭っています。
その根本の原因の一つが「率直さに欠けた企業体質」と報じられています。残念ですね。
リーダーは自分の“Span of Control”に入る部下がどんな状況にあるのか、最近意見交換をしたか、部下はプライベートな問題を抱えていないかなど、をぐるっと一巡して考えましょう。
そしてリーダーから声をかけて部下の発言を「傾聴」しましょう。これを毎日の習慣にすると効果は抜群です。