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福岡インディペンデント映画祭2024【コンペ作品紹介 その②】(9月6日(金)-P2)


ご挨拶

このnoteをご覧いただいてありがとうございます!
福岡インディペンデント映画祭(FIDFF)実行委員の太田です。

FIDFF2024で上映されるノミネート作品の解説や見所ポイントをお伝えしているんですが、今回は、9月6日(金)の第2プログラム(13:00~15:00)
あなたが誰で、どんなに孤独だろうとも
YOU MUST BELIEVE IN SPRING
書架の物語
の3作品をご紹介します。

あなたが誰で、どんなに孤独だろうとも

日本 2022年制作 6.30min
アニメーション

『あなたが誰で、どんなに孤独だろうとも』より

映画祭スタッフ推しコメント:
登場人物それぞれが昔と今で揺れ動きます。各自の成長や置かれた環境の変化は様々に。 そして小物などささやかな色も印象に残る。さらに各自の心理はツバメにも託されます。 まず詳しい制作意図を検索の前にご鑑賞を。

作品あらすじ:
あの日、一緒にいたあの人と、今1人でいる自分。そんな3人の主人公たちを描きます。
ふいに飛んできたツバメは、あたたかな春の訪れのように孤独な自分を包む。
「孤独感」や「心の壁」へのインタビューをもとに制作した短編アニメーション。

2022年1月下旬〜2月上旬に福岡市中央区のギャラリーEUREKAで、長野櫻子個展「あなたが誰で、どんなに孤独だろうとも」が開催されました。そこで上映され反響を呼んだ作品が、再び福岡で上映されます。

作者の長野 櫻子さんは、北九州生まれ、福岡市在住。2024年情報科学芸術大学院大学修了。現在はanno labに所属。アニメーションを軸に、インスターレションや短編映像を制作しています。
穏やかな音楽と、ささやかな色彩のアニメーションを、ゆっくりと漂うようにお楽しみください!

YOU MUST BELIEVE IN SPRING

フランス・日本 2024年制作 51.00min
ドラマ・ワールドプレミア

『YOU MUST BELIEVE IN SPRING』より

映画祭スタッフ推しコメント:
男女の想いは、それぞれの関係性によって違う。気持ちをすべて言葉に出さず、見ている人の経験や気持ちに委ねられる。 ゆったりした画面構成と穏やかなお芝居に、余韻の残る素敵なドラマ。

作品あらすじ
ある週末の美術学校。卒業を目前に、タニアはいくつもの悩みを抱えている。大事な展示の準備に遅れていること、パートナーと別れる寸前であること、そして2年前に亡くした兄の婚約者、ナタリーがもうすぐやってくること… 夏目漱石の『明暗』から着想を受けた群像劇。17世紀から工事の続く校舎の中で、入り組んだ人間模様が展開される。


撮影は全てパリで行われ、出演者も現地キャストで描かれる会話劇なのですが、とにかく建物に差し込む光と影を切り取った撮影が本当に美しいです!
監督の川島 翔一朗さんは、2017年から5年間、パリ国立高等美術学校で映画監督のClément CogitoreやNoémie Lvovskyらに師事し、演出と製作を学ばれたそうです。本作はその留学していた学校の校舎中で撮影しています。
以前、留学に行かれる前にFIDFFに応募いただいて、今年帰ってきてから、また最新作を応募いただけて、スタッフ一同感激しています。

美しい映像で描かれる濃密な群像劇をお楽しみください!


書架の物語』 

日本 2023年制作 33.09min
SF・九州プレミア

『書架の物語』より

映画祭スタッフ推しコメント(抜粋):
エモい。エモすぎる。火が語りかけます。廃屋の彼方へ霞む過去が紡いでるものは?
それらの予兆から展開される学園ドラマ。意外な結末が執行されるかもしれません。

作品あらすじ:
本に興味のない健一郎は、たまたま図書室で出会った紬(つむぎ)に心惹かれる。 「本が禁止された百年後の未来から来た」と健一郎に嘯く紬。 初めは紬の妄想と聞き捨てていた健一郎だが、紬が学校司書の早川と共謀して高校の蔵書を盗み出そうとしていることを知って、真相を問いただすべく紬の元へ向かう。ところが、図書室で待っていた紬に聞かされたのは驚愕の事実だった。


本が禁止された世界、というと、SF好きな人はピンとアンテナが立つのではないかと思います。
これは、面白そうだぞ?と。

フランソワ・トリュフォー監督の『華氏451』(1966年制作 原題:Fahrenheit 451 原作はレイ・ブラッドベリのSF小説『華氏451度』)や、
カート・ウィマー監督の『リベリオン』(2002年制作 邦題:REBELLION、原題:Equilibrium)
日本では佐藤信介監督『図書館戦争』(シリーズ2013〜2015、原作は有川浩の小説『図書館戦争』シリーズ)など、名作が多いのですが、この映画もそうです。

こういう映画は予備知識なしで見た方が絶対楽しいので、多くは語りません。出ている俳優さんも素敵だし、映像もかっこいいです。面白いので、ぜひご覧ください!

監督の長谷川 朋史 さんは、舞台演出家として活動する傍ら、TVアニメのデザインワークを担当するなど多才な人。自身の自主映画制作ユニット「ルネシネマ」を立ち上げるなど精力的に活動されています。


開催日程

16周年となる今年は、
8月31日(土)ZERO day として
福岡市総合図書館 映像ホール・シネラ」にて開幕

福岡市総合図書館 映像ホール・シネラ(福岡市早良区百道浜3丁目7-1


9月6日(金)~8日(日)より
コンペティション部門ノミネート作品、および特集上映を
福岡市美術館ミュージアムホール」にて
上映いたします。

福岡市美術館ミュージアムホール( 福岡市中央区大濠公園1-6



今回は、以上です!

次回は、福岡インディペンデント映画祭2024【コンペ作品紹介 その③】(9月6日(金)-P3)
サーシャの坂道
たいせつなひと(仮)
の2作品をご紹介します。

それでは、また!


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