FIDFF2020授賞式&準グランプリ・グランプリ作品上映レポート
11月22日18時からの第1会場・第5プログラムは授賞式。犬童一心監督をはじめとするプレゼンターも授賞者も勢ぞろいし、各作品関係者も集合して会場は大賑わい。
司会は学生時代にFIDFFでスタッフも経験し、先日はミスジャパン福岡代表にもなった吉田ひかるさん。
池袋での上映を終えて、急いで飛行機に乗ったグランプリ作品『グラフィティ・グラフィティ』の松尾豪監督も間に合い、表彰では主演、そして今年のパンフ・サインボードなどのメインビジュアルとなった渡邊梨香子さん(福岡出身)が思いの丈を込めたスピーチをしてくださり、会場が感動の渦に包まれるというこれまでに無かった出来事も…。
表彰式の熱気も冷めぬまま、19時10分からは第6プログラム、準グランプリ作品『そしてまた私たちはのぼってゆく』、グランプリ作品『グラフィティ・グラフィティ』の連続上映。表彰式が終わるのを待って入った方も加わり、客席は補助席も含め(一席空けながら)ほぼ満席に。
上映後、まずは参加が叶わなかった磯部鉄平監督からのメッセージを代読。そして『グラフィティ・グラフィティ』松尾豪監督と渡邊梨香子さんが登壇。
最初は10分ほどのサイレント短編で企画していたこと、グラフィティの監修を担当したSHIROさんにダメもとでお願いしたところ快く引き受けてくれたこと、作品の大きなポイントでもあるVFX技術、撮影から編集まで1年近くかかったこと…など、様々な制作秘話が…。
Q&Aでは、客席から映画祭があることを知らず、たまたま通りがかって観たら、とても感動した…というお話も飛び出して、場内が驚きと嬉しさに包まれる…という一幕も。韓国出身の青年、大川祥吾監督(『Wish for You』)…と挙手が続き、約30分に渡り白熱したトークと質疑応答が繰り広げられ、上映後も質問が相次ぎました。
『グラフィティ・グラフィティ』、年内の上映は終了していますが、FIDFFグランプリの副賞として池袋シネマ・ロサでの劇場公開権が贈られています。時期は未定ですが、またスクリーンで会うことができるので、発表を楽しみにお待ちください!