【FIDFF2020特別プログラム】DOKUSO映画館コラボレーション上映レポート
福岡インディペンデント映画祭2020の2日目の11月20日(金)の第4プログラムでは、インディペンデント映画配信サービス「DOKUSO映画館」との協力企画を開催しました。
▼福岡インディペンデント映画祭
2009年スタートした自主制作映画の上映を通じて、国内・海外の映像制作者の発表と交流、育成を進めること目的とした映画祭です。
「アジアフォーカス・福岡国際映画祭」の協賛企画としてアジアの映画祭との交流も積極的に行っています。
▼DOKUSO映画館
インディーズに特化した映画見放題サービスDOKUSO映画館。
映画祭で絶賛された名作、ミニシアターでリピーター続出の話題作、若手監督による個性あふれる独創的な意欲作など、他では見ることができない独自のラインアップをお届けしています。(公式ホームページより)
上映作品は、FIDFFで多数受賞・上映歴がある井上博貴監督が、DOKUSO映画館の企画“#おうちで映画制作部”で制作した『それでも春は訪れる。』。
そしてコンペ優秀作品であり、かつ既にDOKUSO映画館でも配信されて人気を集めている『憧憬を食らう』(ワタナベカズキ監督)の2本立て。
映画祭期間中は多くの監督がAmazon PrimeやU-NEXTで自身の作品が配信されることを発表するなど、自主映画を多くの人に届け、製作費を回収する手段として、有料配信サービスとの契約は既に主流となっています。
またDOKUSO映画館はぴあフィルムフェスティバルと提携して入選作品の配信を行い、ゆうばり国際ファンタスティック映画祭はhuluで上映を行うなど、映画祭にも大きな変化の波が訪れています。
このプログラムは、映画祭でのリアル上映にもオンライン配信にもそれぞれ利点があり両立は可能なこと。そして特殊な制約がある環境下でもハイレベルな映画が作れるというのを見てもらうことが主目的でした。
『それでも春は訪れる。』は、ドラマ・映画版『映像研には手を出すな!』、『科捜研の女』シリーズなどへの出演が続く伸び盛りの俳優・染野有来さんをメインキャストに迎え、家族ドラマの要素と時事性が見事に融合した良作です。DOKUSO映画館で配信が始まったらぜひご覧ください。
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