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福岡インディペンデント映画祭2022 作品紹介 その⑨(1104-P4)

11/4(金)第4プログラム(16:25~18:30)
'ゆる&笑撃のコメディー特集'

 
このプログラムはもう、完全にタイトル通り。ちょっとゆるめでバカバカしくて、でもエッジも効いている。そんなコメディー色の強い短・中編4本を集めた、約2時間の爽快なショータイムです。

コメディー賞『捨てといて 捨てないで』もこのプログラム内で上映します(画像クリックで作品ページに飛びます)。
 
『お願いだから、唱えてよ』(監督:佐島由昭、16.20min)

家に帰ったら見知らぬ中年男がなぜかいて…から始まる、コント仕立てのワンシチュエーション会話コメディー。この作品もやはり俳優による1対1のぶつかり合いが見もの。一方でその中に「本当の'成仏'ってなんだろう…」という哲学的な問いも含まれていたり。

リアクションの強さでインパクトを残してくれる主演の山口森広さんは、『捨てといて捨てないで』の監督でもあります。
 
『ライフライナーズ』(監督:菅原稜祐、38.07min)

煙、水、電…それぞれの術を持つ者が一堂に会して…などというカッコいい活劇ではありません。むしろ、どこか冴えなくて情けないオジサンたちの醜い争い。これは一体どこへ着地するのか…。

先の見えないゆるゆるの情けないバトルをお楽しみあれ。
 
『マンチの犬 ~アンパンとカツ丼~』(監督:賀々贒三、27.26min)

とても刑事には見えないふたり。しかし実はなぜか妙に料理ができる久米川警部補…。

クレイジーさと健全料理ドラマの影の要素が混じり合い、脳みそを揺さぶってくる。これは素直に笑っていいものか?それとも真面目に参考にしていいものなのか。

深●食堂、孤独のグ●メも真っ青な怪作。
 
『捨てといて 捨てないで』(監督:山口森広、30.35min)

ホテルの部屋に残されたものはゴミなのか、それとも宿泊客の大切なものなのか。

自主映画版『HOTEL』とも呼びたくなるような、閉じられた空間で起こる騒動から今を生きる人々の本質までも見つめていく、時代性を含んだ新鮮なお仕事コメディー!

文:大塚 大輔(プログラミングディレクター)
福岡インディペンデント映画祭2022は、11月3日から6日まで開催されます



 

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