福岡インディペンデント映画祭2022 作品紹介 その④(1103-P4)
11/3(木・祝)第4プログラム(16:25~18:25)
'文化の日スペシャル “本と映画”特集'
文化の日スペシャル第3弾。秋は読書に良い季節…ということで、(ややこじつけですが)“本”が(ちょっとした)キーになる短編・長編を1プログラム内で組み合わせました。
観終わった後、階下の書店に立ち寄ったら、景色が少し違って見えるかも…?(画像クリックで作品詳細ページに移動します)
『ただの夏の日の話』(監督:松岡芳佳、25.00min)
撮影地のきりゅう映画祭から出発し、先日はゆうばり国際ファンタスティック映画祭のインターナショナル・ショートフィルム・コンペティションのグランプリにも輝いた作品が今度は福岡で!
キラリと光る新たな俳優を見つけるのも自主映画を観る面白さのひとつですが、こんな風に既に実績十分・お馴染みの顔ぶれが、新たな魅力を見せてくれるのもまた一興。
爽やかな日差し、美しい景色の中、キリッとした元乃木坂46の深川麻衣さんと、「TENET」で世界的おじさんキャラにまで登り詰めた古館寛治さんの怪演が掛け合わさり、心がザワザワさせられっぱなしの25分。桐生、行ってみたい…!
『俺たちライターズ、はい!』(監督:湯淺士、84.16min)
前作『びっぐすり~』が素晴らしかった湯淺監督の新作、やはり面白かった…。
新人小説家とそのゴーストライター、男二人のなんだかなぁ…な関係の顛末を、出版ビジネスの内実(これがまたエグいし、佐波太郎さんが素晴らしい)を重ねながら描いて行くこの作品。淡々としているようで、シーンが積み重なるほどにどんどん引き込まれて目が離せなくなる。
さて、ふたりは一体どうなるのか…。
文:大塚 大輔(プログラミングディレクター)
福岡インディペンデント映画祭2022は、11月3日から6日まで開催されます
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