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エクオール検査について

皆さんこんにちは

産婦人科医の内田美穂です。

皆さんの疑問に思っていることにお答えしていきながら、産婦人科を身近に感じていただくことでかかりつけの婦人科を探す際のご参考にお役に立てればと思っています。

今回は、「エクオール検査」についてお話したいと思います。



エクオールについて


エクオールには、女性ホルモンであるエストロゲンと似た働きがあり、更年期症状や肌のしわ、ニキビなどの症状に効果があると言われています。

エクオールは大豆イソフラボンから産生される代謝物ですが、どんなに大豆製品を大量に摂取しても、エクオールが産生できなければ意味がありません。

そこで、自分が”エクオールを産生できるかどうかの検査”をしてみてはいかがでしょうか?

▼エクオールについては、こちらの記事でお話ししています!


検査方法について


主に、2つの検査方法があります。

①尿中のエクオールを測定するもの
②腸内細菌を測定するもの


①尿中のエクオールを測定する検査

検査前日の夜に大豆製品を摂取してから翌朝の第一尿で計測します。エクオールの産生能があるかどうかわかります。

②腸内細菌を測定する検査

エクオールを産生するであろう腸内細菌の有無を測定しますが、腸内細菌がいてもそれらがエクオールを産生しているかどうかはわかりません。
“産生したエクオールを測定したほうがより確実”ということになります。
気になる方は検査してみてください。

中高年の日本人女性でエクオールが産生できる人は約50%といわれていますが、そういう方であれば、豆腐200gまたは納豆1パックまたは豆乳200gを摂取することが目安になります。

しかし、毎日食品から摂取することが難しい場合や、エクオールが産生できる人でも産生量が少ない方は、サプリメントを上手に使いましょう。

ライフスタイルに合わせて検討してみてください。


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