”プロダクトのカタ”を1枚にまとめてみた
最近プロダクトマネジメント界隈が盛り上がっているように思う。
これは、デジタルトランスフォーメーションという言葉を耳にタコができるくらい聞くようになって、テクノロジーを活用して新規ビジネスを作り出すには結局、プロダクトをどのように効率よく、効果的に開発し、市場に投入するか、を理解することが重要だということに気づいた人たちが増えているからではないかと考えています。
僕自身はPdMではないのですが、ビジネス開発、ビジネスの立ち上げ、を考える上で『プロダクトマネジメント』という書籍が何らかのヒントをくれるのではないか?ということで、この本を手に取りました。
価値交換システム
『プロダクトマネジメント』のはじめに、で記載されているのがこの図で、アジャイル開発宣言にも含まれる、顧客中心主義的発想を改めて認識し直した図でした。実際にマーケティング施策を考える上でもこの視点は重要だよなと思いました(というか、実際プランを考えるにあたってこれと似たような概念図を書いていて、びっくりしたのです)。
本書では、顧客中心主義になれないいくつかの状況を”ビルドトラップ”と呼び、それに陥らないためのプロダクトマネジメントの役割やプロセスなどを、ある架空のプロダクト開発組織のストーリーをもとにわかりやすく紹介しています。
「プロダクトのカタ」
中でも「プロダクトのカタ」は本書の肝だったと思います。
このフレームワークは、「トヨタのカタ」にアイデアの元を得て、プロダクトマネジメントの流れに適応したものだと説明されている。「トヨタのカタ」はトヨタ自動車がトヨタ生産方式と共に組織の文化(自然と行えるカタ)として実践していたものをマイク・ローザーが調査により明らかにしたものです。つまり、カイゼンを継続的に実装するための文化的基礎、のような位置づけのものだと理解しています。
このカイゼンの文化的基礎をプロダクトマネジメントのプロセスに適用したもので、継続的なカイゼンを通して、市場にマッチするプロダクトを適切にリリースするというものです。
「プロダクトのカタ」の説明を読みながら、新規事業を企画・開発しているチームが理解している必要のある必須知識だなと思ったので、もしかしたら間違いもあるのかもしれないが、何度か行ったり来たり読み直して、1枚の資料に起こしてみました(自分自身がしっかり理解したいというのもありメモ書きをベースに作成)。
ツイッターでとりあえず公開してみたところ、まあまあいいねを頂いたので、読書感想文含めて書いてみました。実際のスライドが欲しい方はTwitterなどでDMをくださいませ。
ヘッダー画像はこちらのを活用させていただきました。
もしも活動をサポートいただけるようでしたら、書籍の購入費用に当てさせていただきますm(_ _)m