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殺し合いの結末は…『グッバイ・クルエル・ワールド』

◾️今日の映画『グッバイ・クルエル・ワールド』(2022)
一夜限りの強盗団は、ラブホテルで秘密裏に行われていたヤクザ組織の資金洗浄現場を狙い、大金をまんまと強奪。大仕事を成功させた一味は、互いの素性を知らないままそれぞれの生活に戻っていった。しかしヤクザ組織はメンツをかけ強盗団を追跡。ラブホテル従業員や刑事たちを巻き込み、潰し合いが始まる。

わたしはボビー・ウーマックが好きだ。聴いていると体が自然と踊り出してしまうソウルシンガーはそう多くはいないし、日本人ドラマーがツアーに参加することもなかなかないと思う。気持ちがいいときではなく、絶望したときにこそ、ソウルで踊るといい。

そんなボビー・ウーマックの『What is this』からはじまるこの映画のタイトルは、コステロのアルバムのタイトルだけれども、まあその、コステロが関係あるのかどうかは置いといて、クルエル=狂えるひとたちの話。まったく意味があるようでない内容なのだけれど、底辺のひとたちの殺し合いといったところだろうか。

殺さなくてもいいじゃんの殺し合い、狂気の沙汰じゃんの殺し合い。ただの雰囲気映画かなって思っているところでラストシーンが急にいい。ひとって本当に絶望したときに笑っちゃうんだよな。必死に殺し合いして生き長らえているときのことを、絶望したときに、なんの意味があったんだろうって笑っちゃう。この長い前置きは、おじさんふたりのラストシーンのためだけの殺し合いだったのかもしれないと思うと、結構壮大な作品だった。

Netflixで鑑賞

◾️今日の日記

おうち麻婆茄子定食

涼しくなって冷房を使わなかった日。冷房疲れの体が少し休まりました。麻婆茄子で汗をかきつつ、扇風機で涼しくなります。久しぶりにサウナに行くぞー!

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