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ひとりの人間が見えてくる『ひみつのなっちゃん』

◾️今日の映画『ひみつのなっちゃん』(2023)
ある夏の夜、なっちゃんが死んだ。つまらない冗談を言っては「笑いなさいよ!」と一人でツッコミを入れていたなっちゃんは、新宿二丁目で食事処を営むママ。その店で働くモリリンはドラァグクイーン仲間のバージンとズブ子を呼び出す。彼らがまず考えたのはなっちゃんが家族にオネエであることをカミングアウトしていなかったこと。証拠を隠すためなっちゃんの自宅に侵入した3人は、なっちゃんの母・恵子と出くわしてしまう。何とかその場を取り繕った彼らだが、恵子から岐阜県郡上市の実家で行われる葬儀に誘われてしまい、なっちゃんの“ひみつ”を隠し通すため”普通のおじさん”に扮し、一路郡上八幡へ向かうことになる……。

公式サイト

わたしは二丁目が好きだ。と言ってもよく行っていたのは20年近く前のことで、友人がママをやっていたお店に飲みに通っていて、いつも明るい彼女たちの人生にはそれぞれ物語があり、愛おしくて、輝いていて、眩しかった。その鍛えられた踊りに魅了されていたものだ。

この映画に生前のなっちゃんは出てこないのだけれど、作品が進んでいくうちになっちゃんがどんなひとだったのか、どんどん見えてくる。主演3人のロードムービーがひとりの人物を映し出すとは、なかなかすごい見せ方であった。

どんな土地でどんな環境で育ってきたのかということは自分が思っているよりももっと、わたしという人間の形成に影響しているのかもしれないな、と思う。それが全てではないけれど。

U-NEXTで鑑賞

◾️今日の日記(おまけ)

結局和食がいちばん

わたしの世界で一番好きな食べ物は鯵です。今日は開きをチョイスしました。ピーマンが余っていたので、きんぴらに。明日は出勤でお弁当を持参予定。夏休み前からのり弁にしたくて、このきんぴらも入れちゃおうと思います。

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