社会に出たら絶対どこかで怒られる
私は怒られるのが嫌いだ。
自慢じゃないが、物心つく前から親に「四角四面、柔軟性がない」と言われるほどルールに従順に生きてきた。
誰かからの"怒られ"は、自分が正しくない行いをした事実、他人の期待を裏切った事実を、非日常的な態度や声色で暴力的なまでに私に刺してくる。
私はそういった様々な恐怖に抗う心の強さ(もしくは無頓着さ)を持たないので、相手のパワーがそのまま届くことになる。
とはいえ真面目だったかと言うとちょっと違って、テスト前にゲームを買って遊んだこともあるし学校が嫌でサボったこともある。
しかしそれができたのは、その行動に怒る人がいなかったからだ。私の両親は、私の身勝手な行動で他人に迷惑をかけた時にしか怒るようなことはしなかった。
だから他人に怒られるようなイベントはほぼ起こりようがなかった。私は記憶上、この24年の人生のうち片手で数えられるくらいしか怒られたことがない。
故に"怒られ慣れ"をまったくしていない。
こういった思いを吐露すると、かなりの人が次のように言う。
「でも、社会に出たら絶対どこかで怒られるよ」
いやいや、分かってますけど!?!?
そりゃそうでしょ。
さっきも述べたが、私は完璧でも絶対的な真面目でもないので油断して失敗したこともあるし、真面目にやって間違うことも当然ある。
そんなヤツがノーミスで人生を終えられるわけがない。
絶対どっかで自分の過失で周りに迷惑をかけることになる。
だからこそ、その未来が見えているからこそ、怒られるのが怖いし嫌なのだ。
「社会に出たら〜」みたいな話は言及するポイントとしてズレている。社会に出たら怒られるから嫌だ、という話をしているのに前提の存在を改めて言われたところで「その先の話をしているのに」としか思えない。
「明日の試合、緊張するな…」に対して「でも明日は試合だよ」と返します? それが分かってるから緊張している人に。
私は社会人の先輩だから教えるけど… みたいな態度で当たり前のことを言わないでくれ。
待って、これは別に怒ってないのよ。
「お前が怒ってんじゃん」とか、そういうのはなし。
だって怒ってないもん。ただツッコミを入れただけよ。これはマジ。
固い文章だからなんかキツい感じになったけど、ぜ〜んぜん怒ってない。
だからさ、そんな怒んないでよ。
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