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世界の兄貴奮闘記③不倫しとったU課長の末路 後編

ロッカーでU課長とパートのおばちゃんのロマンスを見てしまった俺やったけど、次の日からも何も無かったかのようにU課長と接しとった。

このU課長は憎めないキャラクターで俺は好きやった。

昼飯に連れて行ってもらったときに、U課長は中華丼を頼んで、俺ら若手と必死にしゃべりすぎて、店員のおばちゃんがテーブルに中華丼を置く前に(宙に浮いてる状態)絶妙なタイミングでレンゲですくって中華丼食べたり、40代後半のおっさんが俺ら若手がいうたギャグで爆笑して、コーヒー噴き出して自分の作業服コーヒーまみれになったり、おもろい人やった。

車で一緒に帰ってたら、俺に不倫バレてるとは知らず、車の中で大きい声出して「俺は青春してるっ」って言うてみたり、バレバレやで思いながら聞いとったけど。

次第に社内でU課長とパートのおばちゃんが不倫してるという噂が広まった。おばはんの多い会社は情報が広まるのがめちゃくちゃ早い。特に色恋ネタは一気に広まる。

そんなある日、U課長が会社に来なくなった。相手のおばちゃんは堂々と会社に来ている。

俺はなんかあったと察知した。後々、別のえらいさんから聞いた話やねんけど、不倫相手のパートのおばちゃんの旦那に不倫関係を見つかったらしく、U課長の家に夜中電話がかかってきたらしく、後日、不倫相手のパートのおばちゃんの旦那に謝罪したらしい。

不倫相手のパートのおばちゃんは何も無かったかのように淡々とした表情で働いている。

U課長の方はそのまま会社を辞めた。

最後に俺は家が近かったことと、お世話になったお礼を言いに行こうとU課長の家に行ったが、別人のようになっていた。

無精ひげをはやしてやつれていた。不倫の代償は結果、男側だけが払うことになってしまった。

昔、禁煙パイポの宣伝で「私はコレ(女)で会社を辞めました」というフレーズを思い出した。

U課長の不倫の代償はあまりにも大きかった。

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ちっぽけなものかもしれませんが、自分自身が体験してきた波乱万丈の会社人生を記事にしています。40代に差し掛かった今、振り返ってみたいと思いました。読んでいただいた方が心に残るような記事を書いていきます。宜しくお願い致します。

21年間働いてきた会社でのいろいろな体験を記事にしてます。会社で出会ったおもろいやつとか、会社での恋愛、同僚の死、パワハラ、人間関係など記…

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