Kaji

釣りが好きです。 釣りをしながら考えたことを、備忘録のように記せたらと思います。 可能…

Kaji

釣りが好きです。 釣りをしながら考えたことを、備忘録のように記せたらと思います。 可能な限り、タックル等の詳細は記します。

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サクラマスとの邂逅記録

サクラマス初陣?北海道と言えば、鱒である。これは多くの釣り人達が認める事実であろう。ただし、本州の鱒の代名詞であるイワナやヤマメは、北海道では鱒ではない。鱒と呼べるのは降海したアメマスかサクラマスなのである。 筆者が北海道に移住してはや三年が経とうとしているが、その意味では、未だ鱒を釣ったことは無かった。海の鱒に興味が無かったかと聞かれれば、全く無かった訳ではない。が、あまり気乗りがしなかったのも確かだ。そもそも、北海道にはオショロコマをはじめ、エゾイワナなどの魅力的な対

    • 匂いと釣行記

      匂いが古い記憶を呼び起こしてくることがある。例えば、夏の雨上がりの匂い。私は、雨模様の夏祭りの帰り道を思い出す。それは恐らく、小学生の頃の記憶だろうか。 逆もまた然り。ふと、昔の記憶を思い出すとその場面の匂いがしてくることもある。プールを思い出せば、塩素の匂いがしてこないだろうか。 匂いと記憶には何かしらの結びつきがあるわけで、それは誰でも同様であろう。人には人の、匂い⇔記憶関係があるはずである。 さて、本題に入ろう。私はこのnoteを通じて、いくつかの釣行記を皆さんと

      • 雪代のオショロコマ釣行

        雪解けとともに 2023年、北海道の雪解けは早かった。 深い雪に包まれていた渓谷にも雪解けの季節がやってきた頃、私はとある河川へと車を走らせた。 雪解けが進むと河川には雪解け水が流れ込む。 釣り人は雪解け水による増水と濁りを「雪代(ゆきしろ)」と呼ぶ。 雪代の季節には、河川の水温が下がり、水位が上昇する。 そのどちらも、釣り人にとっては不利な条件である。 雪解けの季節の釣りは、この雪代を如何に攻略するかが鍵なのだ。 私の基本的戦略は2つ。 1、通常時の水量が少ない川を

        • 冬の北海道 渓流ルアー

          2023年3月、試される大地は未だ深い雪に閉ざされている。 しかし、我々釣り人の衝動は雪なんかには止められない!! ・・・ということで釣りに行ってきました。 雪の渓流へ!! 学校の後輩と共に向かったのは、札幌近郊の小さな渓流。 まだまだ雪が残っており、ヒイヒイ言いながら入渓。 後輩2人に先行させながら遡上していく・・・ しかし釣れない!! 当日は朝から冷え込んでおり、厳しいとは思っていましたがここまでとは。 しばらく無のまま釣り上がり、目の前に現れたのは砂防堰堤。

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        サクラマスとの邂逅記録

          初秋のオショロコマ

          禁漁の秋 多くの北海道の渓流では秋冬の禁漁期間が設定されていない。 一方、本州では10月以降は禁漁期間に設定されている水系がほとんどだ。 この違いは非常に大きい。 釣り人にとっても、魚にとってもである。 本州の釣り人にとって、禁漁期間は我慢と準備の期間である。 来シーズンの渓流に思いを馳せながら、フックを交換し、新しいウェーダーを買い、たまにルアーをBOXから取り出してはガチャガチャしてみる。 まるで修学旅行前の子供のようである。 また、秋冬は魚にとっても厳しい期間で

          初秋のオショロコマ

          想定外

          すっかり中毒である。 オショロコマ中毒。 どうしてもオショロコマの顔が見たくて、またもや友人を引っ張り出して川へと向かう。 生憎の大雨。 目的の川はカフェオレ状態であった。 仕方がないので、近くの岩盤河川へ。 濁っていない川に期待が募る。 ルアーは毎度お馴染み、ルアースタジオヤマトの60s。 製作者は今頃、僕の部屋で寝ている。 そして大場所での2投目。 そいつはやってきた。 微に感じるアタリに合わせを入れると・・・ ゴン・・・・ 「これはデカイっ!!」 ファイト

          想定外

          写真なし

          写真を撮る前に逃げられる。 こういう日もある。

          写真なし

          増水の沢で

          某日、私は長野県のとある水系へと足を運んだ。 夜から林道に車を停め、翌日の早朝から目的の沢を釣り上る予定だった。 しかし、日付を跨ぐ頃から雨音が聞こえ始める。 眠りにつく頃には、雨音は轟音となって車内に響いていた。 翌朝、雨脚が弱まるのを待って沢の様子を見ると、濁流。 ここでの釣りは諦めざるを得ない状況であった。 仕方がないので、釣りのできる川を探して右往左往するも、周辺の川は増水と濁りで壊滅的な状況であった。 一縷の望みをかけて川を探し回った末、とある細い沢にたどり着

          増水の沢で

          支笏湖 三度目の正直

          北海道へやってきて二度、支笏湖釣行にチャレンジしていた。 結果は惨敗。 二度目に至っては、目の前で三匹もブラウントラウトをかけられて意気消沈。 しかし、三度目の正直でようやく魚を手にした。 あまり大きくはないアメマス。 しかし、釣りたい場所で、釣りたいルアーで、釣れた魚に感動。 次は茶色いのを狙いに行こう。 使用ルアー ルアースタジオ ヤマト  Ginrei 80s                90s

          支笏湖 三度目の正直

          北の衝撃〜オショロコマを求めて〜

          北海道初の釣行へ 某年某月、私は北海道へ引っ越してから初の渓流釣行へと出発する運びとなった。それまでは小樽港でのナイトロックしか釣りらしい釣りはしていなかったが、渓流でのルアーフィッシングが本業(?)の私は我慢ができず、釣りをきっかけに知り合った知人を半ば無理やり渓流釣行へと連れ出した。  しかし、困ったことに釣具のほとんどを実家に置いてきてしまっていたため、当日までに急いで釣具一式を揃えることとなってしまった。とにかく、安く・早く揃えられる釣具を調べ、ネットショップ等で注

          北の衝撃〜オショロコマを求めて〜