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博物館について

私の彼は、大の博物館好きだ。
彼と出会ってから、私は上野や、様々な都内の博物館に行った。中でも一番印象的だったのは、大宮にある鉄道博物館・鉄博だ。1987年4月1日に国鉄がJRに変わるまでの様々な鉄道の歴史、そして今でも日本の中心になっているJR線が模型で一望できる場所では、感動して涙さえも出てくる。

博物館は、歴史の宝庫だ。
鉄道だけでなく、郷土博物館や、歴史博物館、風俗資料館などにも彼と今年は特によく出掛けた。昭和30年代の古き良き時代が大好きな彼は、昭和時代の団地や黒電話、駄菓子屋などに目がない。私も風俗資料館に行った時に見た、大正時代の駄菓子には興味を持った。

ただ、同じ歴史でもやはり、戦争関係のものは私はあまり得意ではないが、彼のように古き良き時代の庶民の文化は大好きだ。

しかし今は、こういった昔の古き良きものや文化がだんだん失われていっている現実が悲しい。
だからこそ、博物館があるのだ。博物館は、私たち現代人に、時代が残した大切な何かを教えてくれている。私は彼と、もっともっと、日本中の博物館を見てみたい。

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