死想顕現界域トラオムをプレイして その5
前回はクリームヒルトも関して、まとめてみたというものでした。今回はどうしようか。
シャルルマーニュをまとめようとすると、まだ積みゲーと化しているゲームをプレイしないといけない。それはまた別とします。
そんなわけで、サロメをまとめてみます。
サロメは幕間の物語があり、そちらを最初にプレイしておかないと、復讐界域のサロメへの印象が変わってしまいます。とはいえ、トラオムのサロメが可愛くも美しいということには変わりはありません。
聖人のいるカルデアという場所にサロメがいる。この事実だけみると「あ、まずい」と思うはずです。しかし、主人公をマスターとしているサロメは、ずっと、ずぅぅぅぅぅううっと我慢をし続けてくれています。
サロメは、とんでもない聖人に出会うことでヨカナーンと認識し、その首をとります。
そして、サロメと検索をすると、違うサロメがトップに躍り出やがるのは勘弁してくださいませ・・・。調べものがスムーズに進まない。
そもそも、サロメとは
サロメはオスカー・ワイルドの戯曲である『サロメ』に登場する人物です。王女サロメは、ユダヤの王エロドの視線に対する嫌悪感から宴の席を外れて、預言者であるヨカナーンのいる井戸に向かいます。そこで預言者の姿を見てしまい、恋をしました。しかし預言者ヨカナーンは、サロメのことを嫌っているようでした。
だが、そこはバーサーカー的判断力。愛を拒まれたサロメはヨカナーンに対して、口づけをすると誓ったのだった。
エロドはサロメにダンスを要求
サロメは7つのヴェールの踊りを披露
返礼にヨカナーンの首を所望
エロドは断るが、サロメは引かない。押され切ったエロドはヨカナーンの首をサロメにとらせることにした。
もう少し続きはあるのですが、そこは自分で調べてみてほしい。この手の逸話は少し苦手なんだ。
ヨカナーンにとってはただの災厄なのかもしれませんね。
そして、サロメはバーサーカーとなってしまうその理由が明白ですよね。人の話を聞かず、狂乱的に、一方的に、恋に落とされた相手の首をいただくのですものね。
そのような逸話がありながら、カルデアでは主人公と契約していることで我慢を継続してきています。幕間の物語からも察せられるように異常なほどの我慢を重ねています。
彼女はマスターがサロメに望むことを読み取って、ヨカナーンのときのような行動を行わないようにしています。異常な我慢ですが、それは主人公だって同じことだから我慢ができます。
人理を取り戻す。あらゆる困難に主人公が立ち向かうことで無理をする限り、サロメも頑張ってくれるわけです。つまり、サロメが暴走をするのは、主人公が完全にダメになる頃合いなのです。
バーサーカー霊基を持ちながら、自身の在り方の一部を否定しているのです。スパルタクスであるならば圧政に対する叛逆を我慢する行動に相当することでしょう。ものすごい精神力なわけです。
当然、スパルタクスは非常に強いです。圧政に対する絶対的な叛逆。強くないわけがない。ですが、サロメもスパルタクスとは違う方向性で強いのです。
次は本編中に登場したサロメに関して、これらの話を踏まえて話していきます。また明日!