類は友を呼ぶという言葉がある。 同じような考えや趣味を持った人が集まって仲良くなるという意味があるが、一緒に時間を過ごし考え方や趣味を共有していって友が類になっていくのかもしれない。 私の友人達の不倫リレーも類友ではなく、不倫話を聞き不倫へのハードルが下がったことで引き起こされてしまったと思っている。 不倫リレーの第一走者は大学時代ずっと付き合っていた彼氏と同棲手前で別れた友人から始まった。 転職した先で出会った年上の上司で子どもがいない家庭の持ち主が相手だった。 友人は
「不倫」 周りにしている人、したことがある人がいるか。 もしくは自分がしている人、したことがある人。 そんなアンケートを取ったらどのような回答結果になるだろう。 どれくらい「不倫」が身近にあるだろうか。 学生時代たまたまなのかもしれないが、私の周りに不倫をしている友人はいなかった。 ドラマで「不倫」をテーマにしたものがあっても、あくまでも創作の中での話としか捉えておらず、現実世界で「不倫」をする人はごく僅かなハズレくじを引いてしまったもののように感じていた。 ところが大学
私には「お嫁さん」そして「お母さん」という夢があった。 学生時代に夢見た人生設計では、24歳で結婚、26歳で第一子誕生で母になると年齢設定まで考えていた。 ウェディングドレスを着て、大好きな人と結婚し、可愛い子どもを産んで幸せな家庭を築く。 そんな夢をずっと見てきた。 しかし31を迎えた今、その夢は一つも叶えられてはいない。叶えようともしていない。もはや夢は消失してしまった。 今の私は結婚したいという気持ちはなく、子どもを産み育てたいという欲もない。 あの時の夢はなぜ消
15の私が今の私を見たらどう思うのだろう。 31になり周りが子どもを産み、親となる中 何もなく毎日を過ごしている私を見て 将来楽しみだと感じてくれるだろうか。 それでも定時まで働き、時には旅行に行き、 遊んでくれる友達や妹もいる。 別に今が楽しくないわけではない。 ただこれからも楽しいとは限らない。 そんな不安を心の片隅に置いているまま毎日を生きている。 吐き出すことで楽になれるかもしれないという淡い期待を持って、これから少しずつ書いていけたらと思う。