銀行内製デザイナーのおしごと
こんにちは! デザイナーの“やまもと”です。
内製プロダクトや広報、社内ツールのUI/UXデザインを担当しています。
前回投稿「エンジニア高鍋さんへのインタビュー編集後記」から早3ヶ月。時が経つのはあっという間ですね。
さて、今回は私自身を題材として「FFG 内製開発デザイナーの働きかた」を紹介します。
本稿ではデザイナーの業務に限らず、中途入社の働き方について広くお話させていただきます。エンジニアの方もぜひご覧ください!
インタビュアーのご紹介
今回、木村 一覚(きむら いっかく)さんに、インタビュアーとして設計から協力いただきました。木村さん、ありがとうございます。
働き方について
さて、木村さん、忙しい中にお付き合いをいただきありがとうございます。
ー 大丈夫ですよ。よろしくお願いします!
よろしくお願いします!
ー まずは、かんたんに経歴を聞かせていただけますか?
私は元々、エンタメ系デジタルコンテンツの企画・制作・プロモーション・マーケティングを担当するデザイナー / ディレクターでした。
子育てを通じて地域や社会を強く意識するようになり、自身の技術と経験を地域社会に役立てたいと考えて現在に至ります。
ー なるほど。金融とは異なる業界の出身とのことですが、もともと金融には明るかったのですか?
いえ。私は金融リテラシーが低い方でした。
家族ができてようやく、長い目でのお金のことを意識するようになったものの、お金のことは難しく感じて銀行に頼りきりでした。
質問の内容からは逸れますが、私と銀行の関りについて少し話をさせてください。
ー はい。聞かせて頂きます。
私は結婚や子供の誕生などライフステージの変化に合わせて、何度か住居を変更しています。
引っ越し前にも後にも近隣に銀行店舗があり、ライフステージごとのお金の課題を相談していました。
今、考えるとその経験が地方銀行への信頼と安心につながり、現在に至ったのだと思います。
ー たしかに店舗の存在は、お客さまの利便性にとってはもちろんのこと、地域貢献を実感しつつ働きたい方にも魅力ですね。
さて、金融に明るくなかったとのことですが、業務上で知識が足りずに困ったことはありませんか?
覚悟はしていたのですが、意外なことに困ったことはありません。
(もっと勉強しておけば…という場面は多々ありますが。)
その理由は、各サービス所管部メンバーとデザイナー含む開発メンバーがワンチームとして、互いのプロフェッショナル領域を持ち寄り、成果を上げるべく切磋琢磨しているからではないでしょうか。
チームで行うユーザー体験設計の工程で、自然と必要な知識が共有されているのです。
とは言え、私も基本的な銀行業務に関する知識と金融ニュースは積極的に得るように日々心がけています。
ー 続いて、デザイン業務について質問させてください。
銀行と他業界でのデザイン業務の間に異なる点はありますか?
いえ。異なる点はありません。
UI/UXともにデザインのアプローチ方法も、使用するソフトも同じですし、その他、チャットツール、タスク管理ツールも導入されていて基本は変わらないように思います。
あえて違いを挙げるなら、セキュリティや情報の取り扱いに慎重になる必要があるので、プラグインやソフトの導入、外部とのやり取りに一手間がかかることでしょうか。
他には法律で広告表現に制限があります。公益性の高いサービス提供元ならではの制約ですね。
ー なるほど。先ほど、各サービスの所管部と協業していると聞きましたが、複数の案件に関わっているのですか?
はい。私は複数の案件に関わりつつ、新規案件にも積極的に手を挙げるようにしています。
結果、常に複数案件を同時進行しています。
ー 選んで複数案件を抱えているのはどうしてでしょうか?
同時進行は時間と優先度の制約上、案件やタスクによっては受け身になったり、表層的な関りにならざるを得ないデメリットはあるものの、次の二つのメリットが私にとっては大きいと感じているからです。
一つ目は、社内への内製デザインの価値の啓蒙機会が多く取れることです。
社内で調査・設計からアウトプットのデザインまで可能な体制構築が組めることや、そのメリットがまだ十分に周知できていない状況ですので、数多く案件に関わることで広く知ってもらえればと考えています。
二つ目は、将来的に、社内で横串の通ったUI/UXデザインを行えるデザイナー体制の構築を行うために必要な、広い領域での業務理解と、関連する他部署との関係構築が行えることです。
現在、少なからず発生しているサービスによって異なる使用感を整え、お客さまの体験の質を向上したいと考えています。
ー 1案件に選任する働き方もあるのですか?
はい。プロジェクトの規模が大きい場合、業務量が大きくなるため専任での担当が不可欠になります。
デザイナーも単独ではなく複数人の協業になりますね。
課題ごとに、情報収集、分析、共有、協議、設計、試行の反復を行いますので、専門領域での活躍や深堀りを希望する方にはおすすめの働き方だと思います。
ー なるほど。それでは案件へのアサインフローを教えてください。
業務の依頼はマネジメントチームを経由して受けることになります。
どういう案件なのか(どの工程から参加するのかや、遂行体制も含む)と、デザイナーの足元の状況や他案件との優先度合いを考慮した上で相談を行いアサインされます。
ー 本人の希望や適性、キャリアプランに合わせて働き方が異なるのですね。それでは「関わる案件」について聞かせていただけますか?
案件は「新規サービス」と「既存業務の改善・DX」に大別されます。
既存業務のDXについては、単純なデジタル化のみならず業務フローの改善に踏み込むこともあります。
いずれにしても、理想のイメージを可視化し、現状との乖離を課題に変換し解決する手段を検討します。
UX領域も担当しているため、企画の上流から入ることも少なくありません。
以下、私が直近1年間で関わった案件の一部をご紹介します。
業務種別では下記のような業務に携わりました。
ー 就業環境についてはいかがでしょうか?
就業環境はとても快適です。
服装はビジネスカジュアルでOKですし、在宅勤務をする日も気軽に選べます。
有給休暇も取得しやすく、残業も多くないと感じます。
また、部として「仕事よりも健康・家族を優先」の目標を掲げており、私のように家庭内に小さい子供がいる方でも働きやすい環境ではないでしょうか。
ー 今回の質問は以上になります。ありがとうございました。
こちらこそありがとうございました。
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