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恋愛市場から引退させてください。



最近”恋愛市場から引退したいな”という気持ちがより強くなってきました。

でもこれは決して一人で生きていく覚悟を決めたわけではなくてむしろ逆で、

「自分らしく生きていきたいから
1人、側にいる人を見つけたい」

こんな感じです。

引退したい理由は2つあります。
(※読書感想文かよ)

1つ目は、
「いつまでも女を出している大人みっともない」

最近BARで働き出して思ったことです。

ここでいう”女”は女性らしいとは違う解釈です。
煽情的なというか、簡単にいうと雌っぽい感じ。

私が働いているBARは40~50代の客層もたくさんいます。

そんな人達の様子を客観的に見ているとその集団が”男と女”で来ているのか”人と人”で来ているのかが露骨にわかります。

男性はいつまでも性欲に支配される生き物なので置いといて、

女性でも「自分は女として見られたい」と思っている人の行動は分かりやすいです。

その気持ちを否定するわけではありませんが、
社会的役割 (母親など) を担っている女性が
露骨にメス感を出しているとどうしても拒否反応が出てしまいます。

40~50代女性に対する勝手な役割期待なんでしょうが、
こんな大人にはなりたくないと心底思います。

そう思ったときに
いつまでも独身でいるとなりたくない大人になってしまうかもしれないと気づいてしまいました。

ここまでが1つ目の理由です。



2つ目は「疲れた」

出会う人達を恋愛というフィルターを通して見てしまうことに疲れた感覚がずっとあります。


「もういいって」と思いながらも
どうしてもフィルターを取り除くことができないんですね。
私に男友達が1人もいないのもこのせいです。

恋愛というフィルターがかかった状態だと
上手く人間関係を育むことができないように思います。

それこそ1つ目でも言ったように”人と人”ではなく
”男と女”という位置づけになるからです。


”この人に気に入られたい”
”嫌われたくない”


そんなバイアスがかかった状態でうまくコミュニケーションが図れるわけがありません。
せっかくいい人を見つけても恋愛という土俵にあげてしまうと短命です。

この人どんな人かな
この人にどんな風に思われるかな

そんな風に気を立てて人とかかわりを持つことに
エネルギーを消耗しすぎています。

そして、エネルギーのキャパは決まっているのに、
今の私には選択肢が多いです。


衣食住だけでなくて、経済的なもの、将来のビジョン、自分のキャリアetc…

自分のことだけでなく自分の外にも責任や体裁みたいなものが付きまとう年齢になり、たくさんの選択肢と向き合うことにエネルギーを使う日々です。


その中で恋愛という選択肢が消耗するエネルギー量が大きいです。



そのほかの選択肢と比較しても、
他者を介在するから思うように操作できないのに、
自分自身のアイデンティティに影響するからですよね。

男の人は仕事やキャリア、自己実現がアイデンティティの確立に影響するのに対し、
女の人は「恋愛」が大きく影響するそうです。
(※じゃあなんで男の人は恋愛するのかについて討論したい)


だから恋人がいる女の人はいない人よりも
自信や誇りが強固となり、万能感を感じている傾向が強いです。



より自分らしく生きられる、そんな感じでしょうか。

その状態が心底羨ましい。

恋人ができれば恋愛に割くエネルギーの概算が出せます。
そしたら今与えられている自己実現の選択肢にもっとエネルギーが割ける気がしています。



恋人ができたところでそんなうまくいくことでもないでしょうが、
この人を信じているという揺らがない自信とアイデンティティが確立することは確かです。


自分らしく生きるための手段として
1人、側にいる人を見つけたい。


縁とタイミングなことは分かっていますが、
いい子にしてるのでそろそろ引退させてください。


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