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永遠

節目と言われる年がある。 5年、10年、15年、…。それは指標であり、ひとつの区切りでもある。20歳は成人を祝われ、生誕100年の偉人は各地で展覧会が開かれる。10周年という響きも例に漏れず節目であり、特別な年だと言えるだろう。 では、特別な年を越えた先には何が待っているのだろうか。 昨年浦島坂田船は10周年を迎えた。 史上最大規模となるさいたまスーパーアリーナでのメモリアルライブや、式典のような重厚感に溢れもっと思い出をプラスしていこうという願いを乗せて走った夏ツアー

    • 浦島坂田船10周年に寄せて

      9月7日は特別な日だ。 年に数回こういった特別な日はあるが、浦島坂田船にとって、そしてcrewにとって一番大切で大事な日と言っても過言ではないだろう。 そう、浦島坂田船の結成日だ。正確に言えば初ライブの日なのだが、グループの発足日が曖昧だったため初ライブを結成日にしよう!というなんとも浦島坂田船らしい理由からこの日が結成日になっている。そして今年はその初ライブから10年。つまりは浦島坂田船10周年の節目の年なのだ。私も今年は特特特別と言いたくなるぐらいには浮かれている。 一

      • 帰路に就く

        6月。ぐずついた天気が多く梅雨なんて名前がついたこの季節。私にはとても楽しみにしていることがあった。 1年中休むことなく活動している坂田さんが唯一ひとりでステージに立つライブ。「AHO NO SAKATA LIVE TOUR 2023 -Home-」は6月10日、名古屋公演から始まった。 OPは、坂田さんの寝起きから。 目覚ましを止めて起き上がり眠たげな顔をしたままカメラに視線を向け、少し微笑んだあと再度布団を被り画面は暗くなる。 余韻に浸る間もなくステージが照らされると途

        • 今までと、これからと

          先日、「浦島坂田船 10th Anniversary~Memorial Live~」に参戦してきました。浦島坂田船史上最大規模であるさいたまスーパーアリーナで10周年をお祝いできるというだけでも込み上げる想いが沢山あるのに、それが47都道府県制覇の最後の県である上にうらたさんの故郷でもあるという漫画のような記念ライブ。それはもう最高でした。たまアリに私の骨を埋めてきました。 ありがとうの気持ちと抱えきれない感情を纏まらない文章のままつらつら書いていこうかなと思います。 まず

          幸せの仕草

          少しオレンジがかった照明と会場一面に広がる赤色の海。 ああ今日もまた、世界でいちばん優しい時間が始まる。私は手に持っていたペンライトをもう一度ギュッと握りしめ、静かに始まるその歌に耳を傾けた。 『ゆめのものまね』 浦島坂田船7thアルバム「Toni9ht」に収録されている坂田さんのソロ曲であり、私が昨夏幾度となく泣かされてきた曲。暖かみのある歌詞が、柔らかな表情が、仕草が。その全てが私の涙腺を刺激する。ライブという空間の中で私がそれに敵うはずもなく、毎公演視界を滲ませなが

          幸せの仕草

          人生でいちばん長い夏

          2023年1月28日29日、「浦島坂田船SUMMER TOUR 2022 Toni9ht」セミファイナル、ファイナル公演が開催されました。ツッコミどころ満載の字面ですが本当のことなのだからしかたがない。どんなに雪が降ろうとも、年が明けようとも、浦島坂田船が夏といえば夏になるし、2022年にもなる。 そんな楽しい夏の記憶を思いつくままに残していこうと思います。 演出のはなし 会場に入ってステージの方に目をやると、いつもの煌びやかなステージセットとはひと味違うグレーのシンプ

          人生でいちばん長い夏

          ファイナルに向けて

          2022年9月24日、この日は随分と空が青かった。台風一過という言葉の通り雲ひとつない青空。本来であれば快晴であることを大いに喜ぶであろうその日、私は地の底にいるような気分だった。 話は前日の23日に遡る。 私は静岡県のエコパアリーナで行われた「浦島坂田船SUMMER TOUR 2022 Toni9ht」のセミファイナル公演に参戦していた。ライブ自体はそれはもう本当に楽しかったのだが、問題はその後。台風15号の影響により交通機関が麻痺し、身動きが取れなくなった私たちはエコパ

          ファイナルに向けて

          色彩豊かな世界の中で

          好きな色が増えた。 華やかで、暖かくて芯が真っ直ぐな、一際目を引く色。コップとか、ペンとか、その色を見るとつい手に取ってしまって家には同系色の物で溢れている。 私の大好きな、赤。 私はこの色が世界一似合う人間を知っている。いや世界一は言い過ぎたかもしれない。撤回しよう、宇宙一似合うのだ。 そんな、赤色が銀河一似合うあほの坂田。という人間を好きになった私の話。 きっかけはほんの些細なことで。 当時、人生初のライブであるひきフェスに参戦した私は浦島坂田船のことが密かに気にな

          色彩豊かな世界の中で

          眩しくて、綺麗なもの

          はじめに 浦島坂田船のライブとは全く違う楽しさのあるさかわんの感動をどうしても書き留めておきたくて筆を執りました。伝えたいこと書き記しておきたいことがありすぎて逆に手が進まないので、なるべく短く端的に書いていこうと思います。例のごとく読みにくい文章ですが最後までお付き合いいただけたらうれしいです。 「ワンマン」ならではの良さ 冒頭でも言った通り、浦島坂田船のライブとはベクトルの違う楽しさがあったな〜〜、と。さかわんて、ステージ上にあほの坂田ただ1人しかいないんですよ。いや

          眩しくて、綺麗なもの

          春ツアーがよすぎた話

          はじめに タイトルから頭悪そうですが本文もだいたいこんな感じです。ほぼツイート。今回の春ツアーの感想を印象に残った曲を厳選して箇条書きしています。かなり記憶が薄れている状態で書いているため曖昧な部分が多々あります何卒🙏🏻 脳直文章なので文体もバラッバラで見にくいと思われますが許してヒヤシンス(死語?) OP これはツイートでも言ったけど、普段台本を書いたり台詞を書いたりする上にグッド・バイの歌い出しである坂田さんが書生をしていることにどれほどの価値があるか・・・・・ 初見

          春ツアーがよすぎた話