2024年1月13日のスポンジボブ

「準備はいいかねー?」
画面中央の絵画の中にいる海賊の男が声を上げる。
\アイアイ、キャプテーン/
――どこからともなく無邪気な子供たちの声が返事をする。

「聞こえないぞ?」と海賊。
\\アイアイ、キャプテーン//
――先ほどより、一回り大きな子供たちの声。

♪パイナップルに住んでいる(スポンジボブ、ズボンは四角)

黄色いスポンジ穴だらけ(スポンジボブ、ズボンは四角)

いつも楽しく暮らしてる(スポンジボブ、ズボンは四角)

魚はちょっと怖いけど(スポンジボブ、ズボンは四角)

行くぞ!

スポンジボブ、ズボンは四角

スポンジボブ、ズボンは四角

スポンジボブ、ズボンは四角

スポンジボブ、ズボンは四角

画面下からスポンジボブが出てきて、自分の鼻を縦笛のようにワンフレーズ吹いて消える。



・ゲイリーの足

スポンジボブのペットのカタツムリゲイリー。一緒にランニングをできないことに気づいたことをきっかけにスポンジボブ(以下🧽)は彼に手足をつけてあげようと考えた。
初めはキャタピラをつけてみた。
「戦車(tank)だけに感謝(thank)しなくていいからね!」と陽気に話しかける🧽だったが、いざ走り出すと🧽よりも速すぎて一緒に散歩するどころか轢かれてしまう。

その後、🧽自身の手足のクローンをもらったゲイリー。
主人のリハビリ?の甲斐もあってかどんどん器用になるゲイリー。


ところ変わってここはカニカーニ。
スポンジボブの職場であるバーガーショップだ。
「ちょっといいかね?クレームがあるのだが」と一人のお客が店の主人であるカーニさんに声をかける。
カーニさんは根っからの守銭奴だ。くるりと向けた背中に空いた穴にドル札をねじ込むと「毎度あり!」と声をあげて親身な態度になる。

客の差し出した看板メニューのカーニバーガーを見るとヌルヌルとしたものが挟まっている。
「勝手にレシピを変えるな!」とカーニさんが厨房に押し入るとそこにフライ係である🧽の姿はなく、代わりにゲイリーがカタツムリ特有の粘液を出しながらパティを焼いてるではないか。

「フライ係はどこに行った!」と言いながらスポンジボブの家を訪ねるカーニさん。
再三ノックした末にパイナップル型の家の中にいたのは、かつてのゲイリーのように床を這いずり、よだれを垂らしている、どこか目の焦点の合っていないスポンジボブ本人だった。
カーニさんが叱ることで正気を取り戻したスポンジボブ。

ゲイリーの手足を取り除き、スポンジボブはありのままの大切さを学んだのでした。

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