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体と地球とつながる夏至

なんだか本格的な梅雨を感じた。

今日は夏至らしい。
1年のうちで1番昼間が長い?日のよう。

私の住む東京は土砂降りの雨だったから朝から
曇天
日は長かったのだろうか…笑

ちょこっと興味がありかじっている食養生によると夏至は1年で最も消化力が弱まるらしい。

一応私がよく参考にしている養生の本の抜粋を載せておく。

6月21日ごろ、太陽は夏の位置に移動して夏至を迎えます。
「長夏」に加えて「春」から「夏」へと変化する週です。

気温は上昇しますが、夏空は大きな雲の向こうに隠されたままで、しばらく梅雨を堪能することになります。  

梅雨は気圧の変化が大きいので胃腸の働きが低下し、体中の水分が円滑にめぐらずにあちこちにたまってしまいます。

そこに低気圧が訪れると、体への圧力が下がり水分が体の外側へ移動しようとします。その結果、血流やリンパの流れが滞って水分がたまりやすい手足などの末端や頭部などに不調を感じ、むくみ、頭痛、めまい、手足が重だるいといった症状があらわれます。

体がバテない食薬習慣より

前に夏バテに関して記事を書きましたがそれと同様の現象ですね。

食欲が湧かない、かつ暑い。

そうして冷たいもの、そうめんなど軽いものに手が届いてしまいがち。

しかし胃腸に冷えは禁物…。

この消化力が非常に弱まっているタイミングで暑いからといって冷たいものばかり摂るとさらに胃腸をいじめてしまうという事態に陥ってしまうのです。

しかし最近よく思うのは自分がどれだけ「冷え」に気をつけていても日本社会の側から冷えることを強制されているように感じるのです。

というのも

電車には常に冷房がガンガンにかかっています。

大学内もどんな教室でも冷房が効いています。
時には冷房の設定温度が20℃になっていることもあり発狂しそうになりました。

外は激暑、中は激寒

レストランや居酒屋さんで出されるお水はキンキンに冷やされており

寒い店内に持ってきていただけるお手拭きも死ぬほど冷えているという…

夏の自動販売機やさまざまなところで売られている飲み物はコールドばかり

なかなか常温の水に出会える機会は少ないのです。

確かに自分が厚着をすればいい話なのかもしれませんが外は普通に暑いのですぐに羽織りを忘れ、
服も薄いものを選んでしまいがちです。
これは私が悪いですね笑

夏のトルコで旅をしていた時非常に驚いたことは
灼熱の暑さの中でも彼らが飲んでいる飲み物は全てホットなのです。

チャイもコーヒーもどうやらホットしかない様子。
出されるお水も常温が多いのです。

激暑な中、数十メートル歩くたびに呼び止められ熱々のチャイを勧められるので汗をかきながら飲んだのを覚えています。

そういえばネパールにいた時もあれは冬でしたがレストランで出されるお水は常温か白湯でした。

もちろんマサラティーもホット、コーヒーもホットです。

と、今考えるとなんとも胃腸フレンドリーな国々でした。

そういえば帰国後に最初に驚き、いまでも少し困っていることはレストランで出されるお水がキンキンに冷えていることです。

ありがたいことに日本はほぼ全ての場所に空調が整備されており、電力も使うことができる状態にあります。

そして日本人の優しい国民性が故に暑い時は冷たい方がいいだろうとあらゆる資源を用いて場所もものも冷やしまくっているのです。

しかし私たちの体は胃腸は冷えることが苦手で、この梅雨の時期は特に体内に湿度を溜め込んでしまっているそう。

溜め込まれた水分は排出が必要です。
アイスコーヒーや冷水を体内に注ぎそれを出すという排出も良いですが、少し冷房から離れ適度な水分をとりながら汗をかくことも必要な気がします。

冷房から離れれば冷やすための資源の節約にもなりますし。

体にも地球にも負担をかけないということですね。

体を気遣うことは地球を気遣うことにも結びついているようです。

確かに私たちの体も地球のもので構成されているので考えてみればいたって自然なことでした。

今年は少し体にも地球にも優しく過ごそうと思う夏の始まりです。



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