① 水という万能薬

パンチャカルマを受けようと決めたのは、ネパールに到着したあと。

元々山の上の小さな村でボランティアをする予定できたのですが、　
1月末のカトマンズの寒さと滞在先のアパートのガスなし、お湯なし、洗濯機なし
の1人暮らし生活に心から体まで凍り別の選択肢を探した時見つけました。

一年間いろんな国を旅してきて、たくさんの美味しいものを食べてきた私の体。
しかし定まらない滞在先と、沢山の移動、不規則な食生活で私の肌と
体はボロボロ。

汚い話ですが頭からはフケが溢れ、手足は冷えまくり。
顔は脂がギトギトでニキビできまくり。
カトマンズに到着してからは、知り合いに連れて行ってもらう
一日一度のごはんでその日はお腹を満たし、
お腹が空いたら持っているお菓子を食べる。
次の日の朝に猛烈な下痢に襲われ起きる
という具合のボロボロ状態です。

全ていらないもの出して、綺麗な体で帰りたい！
と思っていたところ、前から気になっていたアーユルヴェーダの
サイトに引っかかりました。

サイトによると、アーユルヴェーダリトリートというものがあるそうで
大体2週間から４週間のプランがあるとのこと。
元々1ヶ月ボランティアするつもりでここにきていたので、祖母の資金援助
（本当に感謝してもしきれない、、、）
のもと4週間のコースに参加することを決意しました。

参加前は、オイルマッサージのイメージだったけどこれがまたびっくりするほど違ったんですね〜（泣）
とこの話はまた今度。そろそろ本題。

①水という万能薬

パンチャカルマの治療を受ける中で、肌を綺麗にしにきたのに
なぜか腸を綺麗にしているわけです。
というのもパンチャカルマはデトックスがメイン。
お腹の中に溜まっている毒素を全て出し切るのです。
そのためにオイルを飲んだり、ギーを飲んだり、断食したり、浣腸したりするわけです。

でもなぜ肌に直接アプローチしないのか。
それは肌のニキビもお腹の毒素が原因だというのです。

オイルを飲んで、一日中お湯を飲み続け下痢を最低でも7回し続ける処置を
行った際に言われたこと。

「　水分量少なすぎるよ！一日に3リットルは白湯飲まなきゃダメだよ
　　お水飲まないと食べたものが流れずに、お腹に溜まっちゃって
　　毒素になってるんだよ。
　　お腹に脂や悪い毒素が溜まっているから顔が脂っぽくなって、
　　ニキビや肌荒れの原因になるんだよ〜」

とのこと。

確かに私の水分量は限りなく少ない。
3食の食事と共に飲むお水だけの時もあります。
旅行中はとりわけ、水が高いので飲まないようにしていました。
その前も一日中外に出ていても500mlの水筒が半分なくなるくらい。

なんでこんなに水飲まなくなったんだっけ。
そう、摂食障害になってから。
とにかく体に何かを取り入れるのが悪だと思い始めてから水すらも
飲まないようにしていました。
水を飲んだ時のお腹の満腹感が嫌いでした。
そしてそれが習慣化され、無意識に水をあまり飲まないようにしていたということに
言われてから気づいたんですね。

なんと。
万年の便秘と肌荒れの原因が水不足にあり、かつその原因は過去の自分にあったとは。

そして積み上げてきた水不足により溜まった毒素を排出するためには
こんなに辛いギー生活、オイルを飲んでお湯を流し込む生活をしなければならない。

正常なお腹の消化力はお肌の健康にも、血の巡りにも全てにつながる。
そしてそれを促すのは水、欲を言えば温かい水。
それだけ。

ここにきて長年の負のサイクルを断ち切ろう。
水、大切。

ほんっとうに単純なことで母からも何百万回も言われていたのに
痛い思いをしないと気づかないんですよね。

でも自分と向き合う中で、一つ病気による弊害を克服できた気がして
嬉しい。