見出し画像

鹿児島散策その2〜ほぼ仙巌園〜

鹿児島滞在二日目。
朝のうち少し雨が降りましたが、本降りにはならず。

さてこの日、午後から時間がとれた。どこかへ行ってみようかという話になり、まだ行ったことがなく比較的市街地から遠くないところと考え、仙巌園せんがんえんへ行ってみることにした。

ここは桜島の眺望が良い島津家の別邸という認識しかなかった。

仙巌園は万治元年(1658)に十九代島津光久が築いた別邸。
正面には錦江湾と桜島、背後は緑の豊かな山が連なる風光明媚な庭園。
入場料は大人1600円。

友人と二人で鹿児島の繁華街である天文館からタクシーで向かう。タクシー代は約1600円。一人あたり800円程度。
ちなみに帰路はカゴシマシティビューバスで市街地まで、230円。

大名の別邸の庭園ですが、京都や江戸の日本庭園とは趣が少し違う。やはり南国のあたたかな日差しのせいだろうか。
池があり水の流れる庭園に、この時期は紅葉や山茶花が彩りを添えてはいますが、どこか明るく開放的な気がします。

まずは仙巌園の一番奥に位置する桜島展望ポイントへ。

雄大なり。
こうゆう雄大な景色を眺めて育つと、人間の器も違うもんになりそうです。

人間の育成に必要なのは野菜と一緒で、風と大地と太陽だったりして、そんな風に思ってみたりもします。

あたしなんかもう器は小さいしカケてもいるし、もはや育ちようもありませんから、こうしてただ素敵な風景を見て感じて楽しませていただきます。

桜島展望ポイントの奥にあるモニュメント。丸に十文字は島津家の紋。
シンプルなデザインですが、どこに置いても惹きつける魅力、もしくは魔力のある意匠です。

庭園から御殿に入る。
ここは迎賓館としても使用されていた時期がある日本建築です。されど西洋や中国の影響も見受けられるそうです。

障子越しの冬の日差しがスキです。

細部にまで詳細にみていると時間が経つのがはやい。
御殿のなかで注目すべき点を挙げると、釘隠し。

フタバアオイかしら
薩摩焼でできた桜島大根
コウモリ

桃や蝙蝠は中国では縁起物。

それから御殿の一部の壁が紅殻なこと。あまり大名家の御屋敷では見かけないような気がします。色街茶屋町の印象が強い。

ボケてるのはご愛敬

さて御殿の内部を堪能した後は園内のお茶屋さんで、ジャンボ餅。
いわゆる、みたらし団子です。柚子緑茶と共にいただきました。

このnoteを読まれているそこの貴方、
「ゆずりょくちゃ」ちゃんと言えます❓
あたしゃ舌が絡まりそうで。

けっこうゆっくりと庭園も御殿も拝見させていただきました。
もう少し時間に余裕があれば、鶴峯神社や異人館、薩摩切子の工場なども周辺にあるのでもっと楽しむことができます。

鹿児島の散策記はこれで終了。


いいなと思ったら応援しよう!