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五百字随想 参詣と参拝

こんちわ、暑さ寒さも彼岸までとはよく言ったもので、今朝なんぞ半袖では心もとない気分にもなりました。
といって、長袖を着てたら暑いというんだろうな。
夏場は暑すぎて散歩も控えめでしたが、そろそろ出歩こうかなと思案中。長くお参りをしていないとココロも垢がついてきそう。

「参詣」と「参拝」ともに神社仏閣へお参りすることを意味する。特に両者を区別する必要もないと思うが、「参拝」は「拝(おが)む」を明確に打ち出している。
一方の「参詣」は拝むことより「(貴所や貴人のもとを)詣でる」という移動に主眼を置いている。

あるサイトで「「参詣」には拝むと言う意味は含まれず、訪問することを意味しています」などと書かれていたが、「意味は含まれず」と断言することでもないと思う。
そもそも神社仏閣に行くだけ行って拝まない人は稀だろう。参詣はぶらり散歩とは違う。あくまでも貴人あるいは貴所へ行く行為に主眼を置いているに過ぎない。

本来的には神社仏閣でなくても使えるのが「参詣」だが、いまでは寺社以外に使いようがないかもしれない。
偉い人のところへ行く時に使うと違和感を覚えるか、諧謔的になるか。
社長のお宅へ参詣、代議士のもとへ参詣など。



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