管理画面どうやって見るの?<後編>
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前回の記事に続いて「成績管理画面の見方」について解説します。
管理者用アカウントでは,学習者用アカウントでの取り組みを確認することができます。
生徒が何回音読したのか,どの程度の精度で音読したのかを確認したり,コンテンツによっては生徒が録音した実際の音声を聞いたりすることもできます。
成績を画面に表示させるまでの手順は前回の記事で解説しております。
この記事では,festa!の成績管理画面の見方にフォーカスします。
タイプ1とタイプ2は何が違うの?
成績管理画面では,成績指標が大きく分けて「タイプ1」と「タイプ2」の2種類表示されています。
この2つの最大の違いは,「AIが音読課題の英文を認識しているか否か」です。
「タイプ1」は生徒が発話した音声のみを評価の対象にしており,音読課題の英文との比較は行っておりません。
一方で,「タイプ2」は生徒が発話した音声と音読課題の英文の両方を評価の対象としており,発話して認識させた英文と音読課題の英文を比較した上で指標を出しています。
基本的には,音読課題の英文を基に評価している「タイプ2」を参照することを推奨します。
各項目の簡単な概要
次に,成績管理画面上に表示されているそれぞれの指標について,簡単に解説します。
[基本情報]
[チャート]
[データ要約]
[タイプ1 音声のみ]
[タイプ2 音声+想定ワード(信頼度> 20%)]
特に確認しておきたい項目
先ほどは,成績管理画面で表示されている情報を網羅的にご紹介しましたが,最後にこれまでのご採択校での傾向も踏まえつつ,特に確認しておきたい指標をピックアップして,解説します。
①発話した回数(平均単語信頼度推移)
「平均単語信頼度推移」のグラフでは,横軸で学習者が何回音読に取り組んだのかを確認することができます。
ただし,ここでの回数は,1つのコンテンツ内にあるすべての録音ボタンでの音読を合算したものである点に注意が必要です。
例えば,1つのコンテンツ内に録音ボタンが2つ配置されていて,1つ目の録音ボタンで10回,2つ目の録音ボタンで5回,音読していた場合,「平均単語信頼度推移」のグラフの横軸の数値は「15」となります。
もし,録音ボタンごとの回数を区別して,それぞれ把握したいという場合には,CSV書き出し機能を活用していただくのがおすすめです。
②想定ワード網羅率
「想定ワード網羅率」は,学習者が発話した英文と音読課題の英文を比較し,それらの一致度を示した指標です。
学習者の音読の精度を確認したい場合は,基本的にこの「想定ワード網羅率」を活用していただくのがよいかと思います。(これまでの採択校の多くで,この指標が成績処理に活用されています。)
なお,「想定ワード網羅率」の下に,英単語が羅列されています。
これは,音読課題の英文に含まれる単語のうち,学習者が満足のいくレベルで音読できた単語を示しています。
なお,赤色で着色されている語はカバーできており,黒色はカバーできていないことを表します。
③音声(一部コンテンツのみ)
また,一部のコンテンツでは,この成績管理画面上で学習者が実際に録音した音声を聞くことができます。ぜひ,音読指導に役立ててください。
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