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リテリング練習easyとhardを使い分けよう!

日頃より弊社サービス「festa!」をご利用いただきまして,ありがとうございます。このnoteでは,「festa!」のお役立ち情報,活用法,授業等での活用事例,メンテナンスの情報などを発信しております。

今回の記事では「リテリング練習easyとリテリング練習hardの使い分け」について解説します。

festa!のFLEX版には,「リテリング練習」というコンテンツがあります。そして,この「リテリング練習」はeasyとhardの2種類に分かれています。

この2種類を授業や家庭学習でどのように使い分けるのか,これまでの導入事例も踏まえながら,ご提案させていただければと思います。

少しずつ負荷を上げていこう!

リテリングとは,本文のキーワードをつなぎ合わせながら,本文の内容を要約し,口頭で再生する活動のことを指します。

本文の理解度が高まることはもちろん,論理的に読む力やインプットした内容を要約する力が身についたり,語彙や表現の定着を促されたりするというメリットがあります。

しかし,リテリングに慣れていない学習者がいきなり何の足場かけもなく取り組むと,上手くいかない場合も想定されます。

そこで,「リテリング練習」は,教科書に掲載されている画像やキーワードに加えて,一部の単語や表現が空欄になっている要約文のお手本を与え,それを穴埋めしながら,発話するコンテンツとして制作されました。

また,「リテリング練習easy」では,キーワードが与えられている一方で,「hard」では与えられてないので,学習者にかける負荷を段階的に調節することができます。

リテリング練習easy
リテリング練習hard

「リテリング練習easy」→「リテリング練習hard」と段階を踏んで取り組ませた上で,実際のリテリングに臨ませても構いませんし,学習者の習熟度によっては,いきなり「リテリング練習hard」から始めて,実際のリテリングに移ることもできます。

リテリングに無理なく取り組むために,少しずつ学習者への負荷を上げていくイメージで,「リテリング練習」のコンテンツを取り入れ,使い分けてみてください。

授業や家庭学習にどのように取り入れる?

「リテリング練習」は,前述の通りで実際のリテリング活動の前に取り組むコンテンツになっています。

そのため,授業でリテリング活動に取り組ませたい場合に,その日までの家庭学習の課題に設定しておくのも有効です。

家庭で練習ができていることで,リテリングに対する心理的な抵抗が軽減されたり,要約の大まかな型や本文のキーワードがインプットされたりするので,授業中の活動が活発になることが期待できます。

もちろん授業中に少し時間を取って,「リテリング練習」に取り組ませ,そのまま実際のリテリング活動に移ってもよいでしょう。

また,これまでの導入校には,授業ではリテリングを取り入れていない一方で,本文の内容の整理のために,各Partの指導が終わったタイミングで,「リテリング練習」を家庭学習の課題にしている学校もありました。

お手本の要約文には,本文の重要な内容がコンパクトに集約されているので,キーワードを思い出しながら,口に出すことで,本文の内容の定着を促進することができます。

使い分けを生徒に委ねよう!

これまでの導入校では,「リテリング練習easy」と「リテリング練習hard」の使い分けを生徒に委ねていた学校も非常に多いです。

ある導入校では,家庭学習でfesta!に取り組ませる際に,先生が「自信があるなら,hardの方にチャレンジしてみてね!」などと声かけをし,どちらに取り組むかは生徒の自由としていたそうです。

どうしても,クラス内でも学力にバラつきはありますから,全員に同じレベルの同じタスクに取り組ませると,難しいと感じる生徒もいれば,簡単すぎると感じる生徒もいることでしょう。

そのため,自分にあったレベルのコンテンツを選んで取り組める状況にすることで,全員に適切な学習負荷をかけることが期待できます。

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