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本文音読のスタンダードとハイレベルを使い分けよう!

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今回の記事では「本文音読(スタンダード)と本文音読(ハイレベル)の使い分け」について解説します。

festa!のFLEX版には,「本文音読」という基幹コンテンツがあります。そして,この「本文音読」はスタンダードとハイレベルの2種類に分かれています。

この2種類を授業や家庭学習でどのように使い分けるのか,これまでの導入事例も踏まえながら,ご提案させていただければと思います。


①「反復練習」と「検索練習」

本文音読(スタンダード)は,教科書本文のテキストを見て,お手本の音声を聞いた上で,実際に自分で音読してみるという流れで使用するコンテンツです。

本文音読(スタンダード)の実際の画面

そのため,基本的には本文の内容や重要な語彙表現をインプットしたり,英語らしい発音の技術を身につけたりするための「反復練習」ができるコンテンツと言えます。

一方で,本文音読(ハイレベル)は,教科書のテキストに空所が設けられており,本文の内容や重要な語彙表現を補充しながら音読するコンテンツです。

本文音読(ハイレベル)の実際の画面

単に繰り返し音読するだけでなく,自分がインプットした内容を思い出すというプロセスが発生するため,「検索練習」的な要素が含まれます。

同じ音読練習でも,このような違いがあるため,取り組ませるタイミングを工夫することで,より高い学習効果を得ることを期待できます。

②授業や家庭学習で使うタイミングにどう差をつける?

では,具体的にそれぞれのコンテンツに取り組ませるのに最適なタイミングはいつなのか考えていきましょう。

本文音読(スタンダード)は,教科書の各Lessonや各Partの授業の前半に,先生が本文を範読し,何度かクラス全員で音読させた後で,個別練習の時間を設けて取り組ませる流れが考えられます。

その日の授業の宿題にし,家庭で取り組ませ,次の授業までに本文のインプットを促す使い方も効果的でしょう。

反復練習により本文のインプットを促すことで,各Lessonや各Partの授業の後半に取り組む,授業内での言語活動への積極的な参加につながる効果も期待できます。

本文音読(ハイレベル)は,教科書の各Lessonや各Partの本文に関する指導がある程度終わったタイミングで取り組ませるのが望ましいです。

本文の内容や重要な語彙表現がある程度インプットされた状態で取り組ませると,その内容を思い出しながら音読することになるため,記憶が強化されていきます。

定期テストが近づいてきたタイミングで,本文の内容を思い出させるために使うというのも有効なアプローチだと思います。

③使い分けを生徒に委ねよう!

先ほどは,先生側で使うタイミングをコントロールする前提でお話しました。

一方で,これまでの導入校では,本文音読(スタンダード)と本文音読(ハイレベル)の使い分けを生徒に委ねていた学校も非常に多いです。

ある導入校では,家庭学習でfesta!に取り組ませる際に,先生が「自信があるならハイレベルの方にチャレンジしてみてね!」などと声かけをし,どちらに取り組むかは生徒の自由としていたそうです。

どうしても,クラス内でも学力にバラつきはありますから,全員に同じレベルの同じタスクに取り組ませると,難しいと感じる生徒もいれば,簡単すぎると感じる生徒もいることでしょう。

そのため,自分にあったレベルのコンテンツを選んで取り組める状況にすることで,全員に適切な学習負荷をかけることが期待できます。

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