#066 fuente 90号 450冊
「今日は届くかと思ったが届かなかった」
「でべそさん、どうしたんだろう」
「病気にでもなったんじゃないかなぁ」
「いや、郵便事情の所為なのかもしれない」
1月12日(金)になってもfuente が届かないことで、不安になっている会員の方もおられるに違いない。
忘れた頃に届くfuente。
待っても待っても届かないfuente。
人、さまざまだ。
そのfuente 90号が昨日(1月12日)の午前10時前に印刷屋から我が家に届いた。
これから封筒詰めをして、今日中に郵便局に持っていく。封筒詰めの作業をしながら、fuenteの中身にミスはないかと気になるが、確認する時間はない。ミスに気付いたとしても対応はできない。印刷屋に原稿を出稿する瞬間も同じような思いになる。もう一度チェックをした方がよいかなぁ…と。
後ろを振り向くな。前に進め。そう言い聞かせて発信ボタンを押す。封筒詰め作業を進める。
昼食もとらずに4時間封筒詰めの作業をした。糊付け封印された封筒の山。もう後には戻れない。発送するしか残された道はない。
思えば、このような作業を90回繰り返した。緊張と安堵。遊びとは言え、いい加減なことはしたくない。
fuenteの封筒の山を郵便局の窓口に出し、「行ってらっしゃい」と送り出す。卒業生を送り出す教員(担任)も同じような思いになる。生徒たちは教員のもとから飛び立ち、離れてゆく。教員生活36年間で、私は多くの生徒たちと学校生活を過ごし、そして、送り出した。そのときの、心の中の別れの言葉は、やはり「行ってらっしゃい」。
生徒たちの顔は、当時のままで私の心の中に残っている。
fuente 90号に「行ってらっしゃい」と別れの言葉をかけて帰宅。ビールで乾杯。
さあ、次は91号だ。再び、緊張と安堵の旅に出る。私の遊びはまだまだ続く。