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コミュニケーションの2つの目的

こんにちは。
フェリタス社会保険労務士法人の石川です。

先日、友人から「夫の話し方が本当にムカつく!」という愚痴を聞きました。何でも、夫の話し方が、まるで「職場の上司との会話のようで腹が立つ」のだそうです。

例えば、
妻「そろそろ、うちもエアコンを買い替えたいと思うんだけど」

夫「ふーん。エアコンの耐用年数って何年なの?何か不具合でも出てるの?」

妻「(耐用年数??)そこまでの不具合は無いけど、省エネタイプのものとか、凍らせてお掃除するやつとかの方がいいかな?って思って」

夫「省エネって具体的にどのくらいの効果があるの?新しいタイプで節約できる電気代と購入費のバランスは?」

妻「・・・」

ってな感じだそうです。
まぁ、個人的には夫の反応は割とあるあるなので、そこまでおかしくないのでは?と思ったのですが、友人からすると、何だか癇に障る言い方だったのでしょう。

コミュニケーションの目的

コミュニケーションの目的は大きく2つに分けられると思います。
1つは「課題遂行」もう1つは「人間関係維持」です。

課題遂行は、何かしら協力して事を進めるときに、お互いの意思疎通を図ったりするためのコミュニケーションです。
仕事で打ち合わせをしたり、家族で家事の分担確認をするときなども、目的は「課題遂行」ですね。

人間関係維持は、文字通りで、お互いに感情を通い合わせたりすることが目的です。天気の話や、愚痴の言い合い、労わりの言葉などです。

目的のズレ

コミュニケーションを取っている時に、お互いに目的がずれているとちょっと違和感を感じます。

恐らく、友人は「エアコンの買い替え」という話題を通じて、夫と会話をすることが目的だったのだと思います。(関係維持のコミュニケーション)
夫は、「エアコンの買い替え」という課題を解決することが目的と捉えてコミュニケーションを取ったのだと思います。(課題遂行のコミュニケーション)

どちらも悪いわけでもなく、目的がずれただけなのですが、こういったことは日常的にもよく起こりますね。
夫からしたら、エアコンの買い替えを提案してきたくせに、何で事前に色々調べていないんだ?って違和感があったかもです。

円滑な人間関係は円滑なコミュニケーションから。
とても難しいことではありますが、だからこそコミュニケーションが上手く取れたときの喜びもひとしおです。

ちなみに、友人に上記のアドバイスをしたら、「男に円滑なコミュニケーションなんて無理だね!」と言い放っていましたが・・。(あくまでも、友人の意見です)

士業

私たちの仕事のほとんどが、コミュニケーション無しでは成り立ちません。「士業はコミュニケーションが苦手」
と言われた時代はとうに過ぎ、専門職として専門知識の獲得はもちろん、それ以上に求められるのがコミュニケーション力です。

私たちの事務所も、より一層コミュニケーション力を磨き、お客様とより良い関係を築くことができるように精進したいと思います。