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過去を大切に愛でつつ、過去に囚われず「今」を生きる

カメラロールの整理をしていて

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2024年、2023年、2022年、2021年

時を遡るにつれて
今ではすっかり忘れ去って
思い出すはずもなかった、思い出や記憶たちが

写真と共に、
ワァっと蘇ってきました。  

同じ自分なのに、どこか他人のようにも思える。

まぁそれもそのはず、
普段生きている時には
こうして、自分自身を客観的に、絵としてみることは無いですからね。

これらの写真を撮った当時は
「自分」としての日々を、当たり前に
粛々と生きている

それでも、
「今」という時間は常に平等に過ぎ去って

まさに今この瞬間、息をしているいっときが
自分にとっての最新の状態な訳であって

自分の気づかぬ内に、
色々な体験を実は毎日していて

自分自身も、良くも悪くも
大きく変化し続けてきているのだなと

すごく、感じました。

画像元:https://www.kitamura.jp/shasha/nikon/how-to-shoot-portrait-2-20240811/

人って、本当に不思議ですね。

人生をより良く生きたい、
毎日をより楽しく、面白く生きたい

世の大半の人はそう強く願い、
全ての瞬間を生きているはずなのに

時が過ぎ、明日になると
そんな一分一秒の記憶なんて 
必ずどこかへ行ってしまう。

1週間前の今日、この時間、
何をしていただろうか?

2年前のこの日、見たであろう夜景は
どこから見えた夜景だろうか?

3年前のこの日、食べたであろう
美味しそうなパフェ
どんな味がしただろうか?

写真という形で
確かに、自分自身がそこにいた証。

・・・きっと、
今この瞬間、この記事を書いている時の
私の思い、記憶、感情

そんなものも、
すぐ忘れてしまうのだと思います。

まぁ、「time will tell.(=時が解決する)」ともよく言うように
一定の記憶を忘却する身体の機能は、
人間にとって良い影響もたらしますが。

人生の全ての瞬間を
等しくセーブしておくことは不可能だとしても

せめてもの、
こうしてたまーに、なぜか気が向いたりして
カメラロールを見返した時に

どの時期、どの瞬間の写真
どの時の自分を切り取っても、

常に最高だと思える人生を
送りたいものです。

「この時の自分は、幸せだったなぁ」
「この時は、良かったなぁ」
「この頃に戻れたらなぁ」

などと、今の自分と過去の自分を比較して
幸福度や美しさを天秤にかけたりせず

全ての時代の自分を、
「上書き保存」ではなく「フォルダ保存」して

どのフォルダをぱっと開いても、
最高だと思える自分であること。

どのフォルダを開いても、
奇跡のような
キラキラとした思い出、今も生きる高揚感
そんなもので、満ち溢れる状態であること。

それが、本当に理想だなぁと
ふと気付かされました。

画像元:https://www.kitamura.jp/shasha/nikon/how-to-shoot-portrait-2-20240811/

人生100年時代、
ものすごい数の「自分フォルダ」が出来ることでしょう。

フォルダの中身、1から10まで
全てを明確に正確に記憶し続けることは
不可能です。

今この瞬間のことも、
必ずいつか忘れてしまう。

それでも、フォルダを開いた時に
ワァっと押し寄せるプラスの感情、
そんなものを常に抱き続けていたい。

全ての瞬間の自分が、
キラキラな宝物だと言えるように。

全ての瞬間の体験が、
忘れたくないかけがえのないものだと
思えるように。

過去を大切に愛でつつ、
過去に囚われず「今」を生きる。

それでは、また💐

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