殺したいほど憎い女がいます
今回は双極性障害で療養中の、26歳の女性からのご相談。
「双極性障害」。聞き慣れない名前かもしれませんが、昔は「躁うつ病」と呼ばれていた病気です。病名の通り、躁状態とうつ状態という両極端な状態が、繰り返し起こるのです。
気持ちが落ち込んだり、また逆にウキウキしたりするのは誰でもあることです。双極性障害の人は、その振れ幅が極端に大きいのです。
予備知識として双極性障害を理解した上で、今回のお悩みに参りましょう。
フェル先生、はじめまして。 私は17歳の時に双極性障害を発病し、色々ありましたが、26歳の今、離婚した父親と地方で療養しています。 主治医の指示で、生活訓練施設に週4か5で通い、障害の度合いもかなり大きいので障害年金をいただいてます。父親の年金も僅かばかりなので、多分私の障害年金がなければ人並みの暮らしすらままならないと思います。この制度には大変感謝しています。 当面の目標は、薬を少なくしつつ、寛解を目指して、手に職をつけて、経済的精神的に自立することです。とにかく前向きにやっていこうとした矢先に、個人的にとんでもないことが発覚しました。 通ってた中高一貫校の同級生で、私の気が触れてしまった一因を作った陰険ないじめっ子が、つい最近有名病院のハイスペ医師と結婚したというニュースを聞き大変な虚しさに襲われました。 私は彼女に通りがかるたびに舌打ちされたり、器量の悪さでマウントを取られたり、障害(双極性障害とはまた違う処理速度の遅さから来るもの)がある私の動作を真似されたりしました。要はそのDQN女はいじめといじりの区別が全く付かないんだと思います。 私は不登校になって精神科に通い辛うじて高校は卒業しましたが、大学受験はできず、鬱になって自殺の一歩手前まで追い詰められました。鬱が抜けた後は、いじめっ子どもの顔を傷つけてやりたい、もういっそ殺してやりたいという憎しみで頭がおかしくなりそうでした。 今現在、地方に移住し、療養の成果かトラウマがフラッシュバックすることもだいぶ減りました。 私は離婚した父母を見ているので、結婚に夢は見ていないし、結婚だけが幸せの形ではないと思ってます。勿論器量が悪いのとそもそも積極的に彼氏を作ろうという気概も0なので未だ処女です。もしかしたら一生そうなのかもしれません。 ただ、例の外見の良いDQN女のTwitterを覗くと「不細工が恋愛論を語ってて不愉快!人権ねぇから!」とか「人生要領を極めれば良い」とか「うんこ野郎が流暢に日本語喋ってんなはよ死ねカス」とか暴言の嵐でもはやサイコパスみたいに思えます。 そんな女が「要領を極めた結果」医者の旦那を捕まえて、自分のことを勝ち組だと信じて止まないのだと思うと、私は何故か虚しくてならないのです。 私は本当はちゃんと学校通って、私が医者になりたかったし(今の体調だと再受験乗り切れない)、今の私は無職でキャリアもない。20代前半まではまだ人生負けてたまるかと、バイトして予備校の費用を貯めようとしていましたが体調でどれも長く続かず、今や負けとか勝ちとかどうでもいいかと思っています。 ただ、もう2度とFacebookを見ないようにするために、DQN女の旦那の結婚報告欄に「貴方の嫁は高校時代人を虐めて自殺一歩手前に追い込んだんですよ。ご存知でしたか?」って書き込んでやりたい気持ちが止まりません。どうしたらいいでしょうか。
26歳 女性 無職 奈々子
菜々子さん
辛い心の内をよくぞ吐き出して下さいましたね。ありがとうございます。
非常にセンシティブな問題です。一問一答形式でお答えしましょう。
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