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何者でもない自分をなんとかしたい

今回は「何者でもない自分」に焦っているという32歳の信金職員さんからのご相談です。
32歳。将来について、いろいろと悩んでしまうお年頃ですよね。ていうか、その年齢で何も悩まない方がおかしいです、みんな悩んでいるんですよ。表に出さないだけで。

それでは相談分を読んでみましょう。

フェル先生こんにちは。いつも楽しく読ませて頂いています。
自分の生き方について教えて下さい。
地元の信用金庫に就職して10年になります。お取引先様のご紹介で知り合った女性とお見合い結婚をして5年が経ちました。2歳の子供が一人います。
このまま平凡な人生を送るのかと思うと恐ろしくなります。小さな信金職員の将来ななんか大したことないですし、行内にはロールモデルになるような人もいません。
同世代で成功して活躍している人がたくさんいるのに、自分だけが取り残されているような気がして、なにもかも捨てて逃げ出したくなります。私もフェル先生のように自由に生きて行きたいです。
何者でもない自分に焦っています。そう思いながらも、実際には銀行員という安定した職業を捨てることができません。
フェル先生。こんな思いをどうしたら良いのでしょうか。

                   32歳 男性 信金職員 かずひこ

なるほど。焦っておられる様子が文面からもヒシヒシと伝わって来ます。
全体を読み通しての第一印象は「ゼータク言ってるなぁ......」というものです。あなたね。この世界的な非常時に、なにを呑気なことを言っているのですか。あなたのような夢見る夢太郎くんにも毎月遅滞なくお給料を払ってくれるお勤め先に感謝しなければいけません。コロナは当分続きますよ。世の中は更に混沌として行きますよ。

今回は一問一答形式でお答え致しましょう。

フェル先生こんにちは。いつも楽しく読ませて頂いています。

はいどうもこんにちは。ご愛読感謝です。

自分の生き方について教えて下さい。

はじめに言っておきますが、生き方なんか教えられません。
駅への行き方なら教えることもできますが、人生の歩み方なんて人から教わるものじゃありません。ほうぼうに頭をゴツンゴツンとぶつけながら、自分で手探りで見つけていくものです。「こうやったらうまくいく」なんて本は全て眉唾です。うまく行くのは印税で儲ける著者だけです。

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