今回はバイクの事故でご主人を亡くしてしまった若奥様からのご相談。
小さなお子さんを2人も抱え、途方に暮れる姿が目に浮かびます。
バイクに限らず、不慮の事故は本当に辛い。
病気であれば、それなりの準備と覚悟もできましょうが、事故となるとそうは行きません。
大切な方を亡くした喪失と向き合うには長い時間がかかります。
まずはご相談文から。
悲しいお気持ち、お察し申し上げます。お辛いですね。心の準備が出来ない事故は特に辛い。「葬式の複雑な手続きは、遺族の辛い心を紛らわすためにある」なんて言いますが、本当にその通りだと思います。私も父が亡くなった時にその言葉を実感したものです。そしてあなたと同じように、半年くらい経ってから、「ああ、親父は本当に死んだのだなぁ.....」とジワジワと悲しさと寂しさが押し寄せて来たものです。
人生は苦しみと悲しみで満ちています。公園で楽しく幸福そうに見える家族も、人に言えぬ悲しみを必ず抱えています。いや、もちろん「みんなそれぞれ辛く悲しいのだから、あなたもガマンなさい」なんてムチャは言いませんよ。