アニメーター(研修)
2年間通った専門学校の卒業式をを前に1月くらいから研修が始まった。
とりあえず試用期間は3ヶ月。
もちろんプロとして使えるようにならなければ3ヶ月たっても研修のままだと脅される。
最初はクリーンナップ=トレスの練習。線の練習である。
自分はコレが本当に地獄だった。
まず最初の教え方がおかしい。
題材はドラえもん。曲線が多いのでいい練習になる。
しかしその指導法はうまい人の見本を渡されて
「この通りにやってみて。」だけ。
そして、できてもチェックしてくれる人もいなく、
自分がいいか悪いかも分からず、ただ出社して線だけをひいて退社するという毎日。
まさに修行である。おもに精神の。笑
悩みながらもやるしかないので、できる気がしないけど続けたよ。
そして一ヶ月ほどこの作業を繰り返したあと、やっと動画検査さんが見てくれることに。
※動画検査とは動画マン全体の仕上がりをチェックする人。
師匠は第一印象は「ちょっと変わった方だなぁ」と思ったけど、技術は高く、指導の仕方も自分にはあっていた。
線のひき方など目の前で描いているところを見せて説明してくれたし、
自分は朝方で師匠は夜型だったので、いない時は机においておけば
良い点、注意点など紙にメモしておいてくれるとっても親切だった。
課題は
線(トレス)の練習
歩き
走り
振り向き
と順をおって変わっていった。これはどの会社もほぼ一緒でしょう。
しかし結局はその研修もうやむやになり3ヶ月もしないうちに止め絵か口パクなら本番をやってもいいということに。
嬉しかったけどてきとーな業界だなとおもった。
また専門学校で教わることなんて役に立たないんだなーと実感も。
研修期間なので給料はもちろん、交通費も出ません。
一人暮らしの人だといきなりベリーハードモード突入です。
だから面接の際に実家or仕送りor貯金があるか聞かれるところがあるんですね。
自分は実家だったのでこの面は家族に大変助けていただきました。
コンビニバイトも掛け持ちしてたけどね。
ただバイトの給料は月3万円くらいだったので全然足りないけど少しは足しにはなったし良い経験だった。
動画マン1年目まではコンビニバイトも掛け持ちしてました。
コンビニって変なお客さん多いし。接客業なんて自分には絶対無理!
と思っていたけどやってみるとなんとかなるもんです。
この経験があったおかげで自分は絶対に店員さんに偉そうな態度はとらないようにしようと思いました。
【月収0円】