祝福のグラティアについての考察(1/2)
三女のラティスが好きです(挨拶)
さて、ついにスカイレルムにもイレギュラーユニットが実装されましたね!大方の予想通りサポータータイプ、それも光属性ということで様々な構成で使われることが想定されます。
ただ、この「祝福のグラティア」は他のイレギュラーユニットである「約束のハル」「深淵のサタナ」「獄蝶のジン」と比べても格段に扱いが難しく、
編成に入れてSPが溜まるごとにスキルを使えばいいというわけでもないためある程度考察が必要だと感じました。
今回の記事では、筆者の主観(※ここ大事)も込みになりますがそれでもよければお付き合いください。
※アビリティやスキルの詳細に関しては公式サイトの記事や攻略Wikiから引用しています。
※2/6 13:15更新 目次をつけました
アビリティ1:輝望の炉について
<アビリティ>
アビリティ1:輝望の炉
自分にステータスアップのステータス変化が付与されている時、一定確率で通常攻撃が中ダメージで4連続攻撃、超高確率でクリティカルが発生、自分にガッツボーナスを1つ付与し(最大4つ)、強化を1つ打ち消すに変化
※ステータスアップとは攻撃力アップ、スピードアップ、ダメージ軽減効果アップのことを指します。対象となるのはバトル中にスキルなどによって付与されたステータス変化のみであり、ピンチパワーによる攻撃力アップなどは含まれません。
「約束のハル」のアビリティ3「魔剣のささやき」や、「深淵のサタナ」のアビリティ3「大悪魔特権」のように、特定の条件を満たした際に通常攻撃が変化するタイプのアビリティです。
発動条件として「自分にステータスアップのステータス変化が付与されいている」必要があります。
記述にある通り「対象となるのはバトル中にスキルなどによって付与されたステータス変化のみ」である点に注意しましょう。
主な用途は「敵の行動後のバフ打ち消し」「自分にガッツボーナスを付与」になります。
※2/19 13:47追記
「自分にステータスアップのステータス変化が付与されている時」はパワースフィアやガードスフィアによる影響も受ける事を確認しました。
アビリティ2:豊穣の火について
アビリティ2:豊穣の火
自分以外のHP75%以上の味方ユニットのクリティカル発生率とクリティカル時のダメージが上昇する(同系統のギフト効果は重複せず、効果の高い方が適用される)
自分にステータスアップのステータス変化が付与されている時、攻撃力が上昇する。
「フェアリーバウム」「フラウ&マオルフ」「ハロウィンオニキス&オパール」の「ギフトパワフルパワー」と同様に、「自分以外のHP75%以上」の味方ユニットを対象とするタイプのアビリティです。
「祝福のグラティア」自身にはこの効果は発生しないことに注意してください。
筆者が無凸と5凸(イベストの助っ人)でそれぞれ軽く検証したときの値が
クリティカル発生率:無凸で16%、5凸で40%(ギフトシャープと同じ上昇量)
クリティカル時のダメージ:無凸で20%、5凸で80%(データ不足)
となったので、アビリティLvが1つ上がるごとにそれぞれ
クリティカル発生率 Lv1:16%→Lv2:24%→Lv3:32%→Lv4:40%
クリティカル時のダメージ Lv1:20%→Lv2:40%→Lv3:60%→Lv4:80%
と上昇していくことが予想されます。
また「自分にステータスアップのステータス変化が付与されている時」の攻撃力上昇量はLv1で30%、Lv4で120%であることも確認出来ているため
攻撃力上昇量 Lv1:30%→Lv2:60%→Lv3:90%→Lv4:120%
と上昇していくことも予想されます。
※2/19 13:47追記
「自分にステータスアップのステータス変化が付与されている時」はパワースフィアやガードスフィアによる影響も受ける事を確認しました。
※2/3 20:47追記
すらんさんの考察によると
クリティカル発生率 Lv1:30% Lv4:30%(どうやらレベル問わず一律?)
クリティカル時のダメージ Lv1:15% Lv4:60%
になるとのことで、アビリティLvが1つ上がるごとにそれぞれ
クリティカル発生率 Lv1~Lv4:30%(一律)
クリティカル時のダメージ Lv1:15%→Lv2:30%→Lv3:45%→Lv4:60%
と上昇していくことが予想されます。
(すらんさん、綿密な検証ありがとうございます)
※クリティカル発生率とクリティカル時のダメージ上昇量、自分にステータスアップのステータス変化が付与されている時の攻撃力上昇量のそれぞれの正確な値に関しては、攻略Wikiが更新したときに掲載されると思いますのでそちらを参照してください。
常にHPが75%以上であれば既存のギフトシャープの完全上位互換になりますし、ギフトパワフルパワー持ちのユニットと同時に編成してもお互いの効果が重複しないため、それぞれ効果が発生する点がメリットになります。
逆に、HP75%未満になるようであればこの限りではない点に注意しましょう。特にクリティカル発生率に関してはギフトシャープよりも条件が厳しいため、運用には気を使う必要があります。
※2/4 05:30追記
アビリティ2:豊穣の火のクリティカル発生率は一律で30%だった場合、ギフトシャープの完全上位互換とはならないので重ねて訂正しておきます。
アビリティ3:天導の理について
アビリティ3:天導の理
ウェイト時にSPを獲得し、自分に聖寵(特殊状態)が付与される(すでに付与されている場合は聖寵が変更される)
「獄蝶のジン」のアビリティ1「獄蝶召喚」のように(ジンは攻撃時にも発動しますが)、ウェイト時に発動するタイプのアビリティです。
注釈にある通り、ウェイト時に獲得出来るSPはアビリティのレベルによってそれぞれ固定であり、他のアビリティやレガリアなどによるSP上昇量増加の効果は受けません。
SPの獲得量はアビリティレベルごとにそれぞれ設定されており
Lv1:SP10 Lv2:SP15 Lv3:SP20
になります。
また、「自分に聖寵(特殊状態)が付与」され「すでに付与されている場合は聖寵が変更」されます。
「聖寵」について
「聖寵」とは 聖寵はスキルの使用もしくはウェイトを選択することで付与される特別な状態です。
どの聖寵が付与されているかで、使用スキルの効果が変化します。
すでに聖寵が付与されている場合、スキルの使用もしくはウェイトを選択することで、付与される聖寵の変更を行うことができます。
聖寵は「ラティス」「タリア」「エウシュナ」のサイクルで変更されます。
「聖寵」はスキルの使用もしくはウェイトを選択することによって必ず「ラティス」「タリア」→「エウシュナ」→「ラティス」→「タリア」→「エウシュナ」→…のサイクルで変更されます。※「聖寵」状態は自身のアビリティ1「輝望の炉」の発動条件を満たさない点に注意しましょう。
また、戦闘不能になると聖寵はリセットされます。
そしてこの聖寵自体には特殊な効果はありませんが、後述のスキルに強く影響を及ぼします。
<スキル>トライアド・ステラマーレについて
「動き理解した?」
ここ最近の「テキストがTCG化してる」ユニットの中でもトップクラスに複雑かつ難解であり、またこれが「祝福のグラティア」の最大の特徴でもあるため、このユニットの運用を難しくしている要素でもあります。
「イオナ」のように使用するまでどの効果が発動するか分からないスキルと違って、「祝福のグラティア」はウェイトを選択することによって「任意の効果のスキルを選べる」という点が強みになります。
では、それぞれの効果を見ていきましょう。
【聖寵が無い時】
敵1体に大ダメージで3連続攻撃、SPを最大まで回復し、味方全体を再生状態にする。 聖寵をラティスに変更する。
【聖寵が無い時】のスキルは「敵1体に大ダメージで3連続攻撃」「SP100%リチャージ」「味方全体に再生付与」「聖寵をラティスに変更する」といった効果になります。
オート周回においては再生付与が生存率の底上げに繋がりやすいため有用ですが、手動においてはウェイトによって聖寵をすぐラティスに出来るためあまり使うことは無いと思われます。
【聖寵がラティスの時】
敵1体に極大ダメージで5連続攻撃、超高確率でクリティカルが発生、味方全体の攻撃力を極大アップする。
聖寵をタリアに変更する。
【聖寵がラティスの時】のスキルは「敵1体に極大ダメージで5連続攻撃、超高確率でクリティカルが発生」「味方全体の攻撃力を極大アップ」「聖寵をタリアに変更する」といった効果になります。
本来サポーターである「祝福のグラティア」が、他のサポーターと同時に編成しても味方全体の火力を損なわないという強みがこれになります。
スキルの威力が極大ダメージかつ超高確率(75%)でクリティカルが発生するため、最低限以上の火力を確保出来ます。
また味方全体の攻撃力を極大アップ(50%)(持続3T)するため、他のユニットと同時に(もしくは先んじて)スキルを使用することで味方全体の火力を底上げすることが可能になります。
【聖寵がタリアの時】
敵1体に中ダメージで3連続攻撃、味方全体のHPを大回復し、状態異常を1つ治癒、少しの間ダメージ軽減効果を極大アップ(このスキルの回復効果はオーバーヒールする。上限:5000)する。
聖寵をエウシュナに変更する。
【聖寵がタリアの時】のスキルは「敵1体に中ダメージで3連続攻撃」「味方全体のHPを大回復し、状態異常を1つ治癒」「少しの間(味方全体の)ダメージ軽減効果を極大アップ」「このスキルの回復効果はオーバーヒールする。上限:5000」「聖寵をエウシュナに変更する」といった効果になります。
同じオーバーヒール持ちのユニットである「フェアリーバウム」「フラウ&マオルフ」「ハロウィンオニキス&オパール」と比べると各種フェイバーに設定されている「回復効果+100%」の効果が「祝福のグラティア」のアビリティには無いですが、その代わりにアビリティ2「豊穣の火」で自己バフ時に攻撃力が最大で120%上昇、また【聖寵がラティスの時】のスキル効果の攻撃力を極大アップ(50%)があり、後者は前者の条件を満たす目的でも使えるためオーバーヒールの上限5000を満たしやすいと思われます。
状態異常を1つ治癒出来るのもうれしいですね、直近のレイドで言えば13周目以降のポイズマザーが使用してきた猛毒のようなやっかいな状態異常を解除する目的でも使われそうです。
少しの間ダメージ軽減効果を極大アップ(60%)(持続1T)は「仁兎なずな」と同じテキスト・効果になります。HP回復と合わせて味方全体の耐久力を格段に上昇させられますね。
【聖寵がエウシュナの時】
敵1体に大ダメージで5連続攻撃し、行動を遅らせる。味方全体のスピードをしばらくの間特大アップし、SPを大回復する。
聖寵をラティスに変更する。
【聖寵がエウシュナの時】のスキルは「敵1体に大ダメージで5連続攻撃し、行動を遅らせる」「味方全体のスピードをしばらくの間特大アップし、SPを大回復する」といった効果になります。
行動を遅らせる効果の強さは「ルルナ」などを使ったことがあれば伝わりやすいと思いますが、このスキル最大の特徴はなんといっても味方全体のスピードをしばらくの間特大アップ(50)(持続2T)し、SPを大回復(最大SPの50%)する点にあります。
…そうなんです、テキストだと若干分かりづらいですがスピードだけでなく味方全体のSPを大回復するんです。これがイレギュラーたる所以か…
スピードアップについては「バレンタインクロエ」がしばらくの間味方全体のスピードを大アップ(40)(持続2T)、「フラウ&マオルフ」が(味方全体の)スピードをしばらくの間中アップ(30)(持続2T)であり、スピードの上昇量についてはそれら以上になります。
スピードアップによって味方全体の行動回数を増やし、そのうえで味方全体のSPを大回復することでスキルの使用回数を増やすことは火力向上に繋がりやすく、特にレイド13周目以降のケルトライムのような「行動されるたびにスコアを落としやすい」敵に対しては効果的と言えるでしょう。
さて、ここまでが公式サイトに記載されている「祝福のグラティア」の説明になります。解釈するだけで4000文字を要してしまいましたね…。
次の記事では「では実際に、祝福のグラティアをどのように運用するべきか?」といった考察になります。よければそちらもご覧ください。
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