V系からほぼ逸脱しつつ満を持して復活のノクブラ

絶対的存在だったCazquiとDaichi脱退後は良いことがなく、
事実だったかどうかも分からないままあらぬ噂も立てられ、
当時の新ギタリストの不祥事もあったりで、
虫の息だったと言っても過言じゃないノクブラ。

私自身も一時はファンを離れていました。
前作の「Unleash」は黒歴史化していますが、決して悪くないチューンで、
本人達も話していたように、その時のやりたかったことを体現していただけで、
あれに収録されていた曲が、抜けていったメンバーに当てた曲だったかなんて、
ファンの中での憶測でしかないわけで。
あの時はもうノクブラファン自体も含めて嫌になりましたね。醜くて。

2020年、コロナで大変な世の中に差した光と言ってもいいくらい、
いきなり新曲「Life is Once」が公開され、
「Riviver」も含めて曲名や歌詞に込められた思いが伝わってきて、
感極まりましたよね。もう一度彼らを追いかけてみようって思いました。

その新曲で間違いなく今までと違うギター音が鳴り響いていて、
Riviverで明らかになったツインギター。まさか新メンバーが2人!
そして完全公開となったこのFACELESSです。
新ギタリストのValtzとYu-taroがこれまた寡黙だけど恐ろしい腕前で、
音楽性もCazqui & Daichiとは違った世界観があり(両コンビは比べられない)、
今後のノクブラの方向性がぴったり定まったんじゃないかなって思いました。
DEXCOREがV系メタルコアをしっかり驀進するのであれば、新生ノクブラはどちらかというとColdrain寄りなハードメロディアスなメタルコア路線なのかなと。

年末のオンラインライブもチケットを買って観賞しましたけど、新生ノクブラでMalice Againstをやってくれたのが本当に嬉しかった。
今後が楽しみになりましたし、DEXCOREと同様に追いかけていきたいメイドインジャパンなメタルコアバンドです。

御厚意いただいたサポートは、仕事と育児をしながらではありますが、今後の実況プレイの活動やホームページ運営に活用させていただきます。