Fender LEAD2の Eddie Cletro1957 All Rosewood Neck Stratocaster化 #コスプレ
オリジナルFender LEAD2の Eddie Cletro1957 All Rosewood Neck Stratocaster化が完成しました。
Eddie Cletroについて
Eddie Cletroはアメリカ合衆国ニュージャージー州出身のカントリー系ギタリストで、代表曲はFlyin' Saucer Boogie、そして最初期のFender社のエンドーサーでもありました。
1957年にFender社は彼のために非常にレアな仕様のStratocasterを作り上げました。ボディーカラーはベージュ(デザートサンド?)でゴールドのアノダイズドピックガードとローズウッド1ピースネックが特徴です。
ローズウッドネック
コスプレのきっかけはローズウッド1ピースネックが入手できてしまったことです。2020年、Fender社は限定モデルとしてAmerican Professional SeriesにSolid Rosewood Neck搭載のStratocaster、TelecasterそしてJazzmasterを発売しました。The Stratosphereというお店はFender社のギターなどをばらしてパーツごとに販売している店なのですが、ここでローズウッド1ピースネックを販売しているのを見つけ、悩んだ末にJazzmasterのネックを購入しました。元々単体のギターとして販売されていたものをばらしているのですから、ナットやペグ、ストリングガイドなどもそのまま搭載されていて調整済み、ネックジョイント部にはネジ穴も空いているので所有するLEAD Seriesとのネック換装は容易でした。
最初は2020 Player LEAD2のネックと換装していたのですが、上述のEddie Cletro仕様のStratocasterの存在を知り、どうせならとアノダイズドピックガードの発注にも踏み切りました!
アノダイズドピックガード
アノダイズドピックガードの制作はCheap Createというところにお願いしました。型になるLEAD2のピックガードを送ってから約1ヶ月半で完成しました。(2020/10/23 「ギャラリー」にてご紹介いただきました!)
型として使用したピックガードと重量を比較してみました。硬質塩化ビニールの白1プライが89gであるのに対し、アノダイズドピックガードは160gと倍近い重量です。厚みは発注時に選択できるのですが、今回は約2mmのものを選択しました。
アノダイズドピックガードはそのままでは電気の導通がないので、リーマーでPOTやアウトプットジャック用の穴を軽く削ってアルミの地肌を出し導通させるようにしました。
組み込み
ネックだけはローズウッド1ピースネックに換装済みのOriginal LEAD2の部品を換装していきます。このギターは元々Whiteなのですが、黄変してデザートサンドっぽくなっているのをこれ幸いとコスプレのベースに選んだ次第です。
コスプレ元が1957年製なので、ついでにサドルもプレスタイプに交換しました。ピックガードを装着する際に気づいたのですが、硬質塩ビと比べアノダイズドピックガードはほぼ反りません(柔軟性がない)。そのため、つば出し22フレットネックのつば出し部に、ピックガードを滑り込ませるようにして装着しようとしても上手く行かず、ネックを外すことになりました。
で、どうせネックを外すのならと、Jazamaster用から新たに入手したStratocaster用のローズウッド1ピースネックに換装します。やはり完成品のギターをばらしたパーツですので、ナットやペグなどは付属しています。
そして!なんと現在はFender社からのネック単体での販売が正式に開始されました。限定販売でペグなどは付属していませんが、21Fのものもあるようで購買意欲を強烈にそそられます!
ピックアップカバーの色味が気に入らず、他のギターから外してとっかえひっかえしつつ、なんとか完成です。電装系やピックアップなどはフルオリジナルです。
完成画像です。なかなかかっこよく仕上がったと自画自賛します!鳴らした感じですが、ローズウッド1ピースネックの特徴的な生鳴りと、硬くて重いアノダイズドピックガードの組み合わせは悪くないようです。しばらく弾いて落ち着くのを待ちたいと思います。
外してしまったJazzmaster用のローズウッド1ピースネックは再度2020 Player LEAD2に搭載してみました。これは暫定ですので今後の見通しは不明です。
【了】