見出し画像

Fender 2020 Player LEAD3のJake E Leeモデル化 #コスプレ

画像1
Jake E LEAD_01

 今回は、オジー・オズボーン、バッドランズなどでおなじみのギタリストJake E Leeの使用していたギターをモチーフに、Olympic WhiteのPlayer LEAD3をコスプレしてみました。名付けてJake E LEADです!


Jake E Leeのギター

シンコー・ミュージック・ムック レジェンダリー・ギタリスト 特集●ジェイク・E・リー p7

 Jake E Leeの使用していたギターは、1974~5年製のHardtail StratocasterをCharvel社及び本人の手でカスタマイズしたものです。カスタマイズの内容としてはヘッドのリシェイプ(スモールヘッド化)、Charvel社のデカール貼付け、パールホワイトにリフィニッシュ(ボディー、ヘッド前面)、ピックガードアッセンブリー交換などです。


シンコー・ミュージック・ムック レジェンダリー・ギタリスト 特集●ジェイク・E・リー 表紙4

 このギターを元にして、Charvel社やESP社からはJake E Leeモデルが発売されています。それぞれの仕様は少しずつ異なりますが、共通点を挙げるとすれば以下のようになります。

1. ハードテイルのストラトシェイプ
2. ピックアップはフロント・センターが逆スラントのDiMarzio SDS-1でリアはSeymour DuncanのAH-1かSH-4(JB)
3. パーツは基本ブラック

 Charvelから発売されたジェイクモデルの中でも、発売された年代で仕様は異なりますので、一体どのモデルをモチーフにすべきか悩ましいところですが、ここは最新のCharvelによるアーティストモデルを採用させていただきます。


ヘッド

画像2
Jake E LEAD_head

 まずはヘッドから。マッチングヘッド化は早々に諦めつつ、ストリングガイドの固定ネジをブラックに、そしてペグはSchaller製のOriginal F-Series 70's BLACKCHROMEを採用。つまみがパール柄の黒いロトマチックペグ採用は木部加工が必要なため諦めました。


ボディー後面

画像3
Jake E LEAD_02

 次にボディー後面ですが、ネックジョイントプレートとビス、ストリングフェラルはノンブランドの黒を採用。F刻印のネックプレートで黒は見つかりませんでした。ストラップピンも黒のフェンダータイプにしています。


ボディー前面

画像4
Jake E LEAD_03

 ボディー前面です。
 ピックガードは黒の1プライで、後述のピックアップ構成に合わせたものをProvision Guitarで作成してもらいました。ピックガード固定ネジとピックアップセレクター固定ネジは黒ですが、セレクターノブ自体は白を採用しています。ピックアップ搭載ネジはジェイクモデルを踏襲しクロームのままとしてます。ヴォリュームノブはLEAD3のオリジナルを流用してますが、POTにはCTSの500kΩを使用。アウトプットジャックの色については悩んだ結果、ピックガード搭載であっても黒にすることに決め、Pure Tone Jack のPTT1BNを採用してます。


ブリッジ

画像7
向かって左:純正品ブリッジ 向かって右:kluson社互換品の黒
画像6
kluson社互換品ブリッジベースに純正品サドルを搭載

 ブリッジはアメスタ用の純正品に黒がなかったため、ペグで知られるkluson社の互換品で黒を探し、ベースプレート部のみ使用。サドルは元のクロームを搭載しジェイクモデルに似せています。


ピックアップ

画像5
Jake E LEAD_04

 ピックアップですがフロントはDiMarzio SDS-1を逆スラントでマウントしました。

画像8
向かって左:オリジナルLEAD2純正X-1 向かって右:SDS-1

 通常のシングルコイルピックアップと比べると7mmほど高さが増えるため、組み込み可能か否かについては要検討となります。今回は問題なく組み込めましたが、ピックガードギリギリまで下げることは困難です。パワフルなピックアップを逆スラントマウントという、大変比較の困難な仕様となりましたが、特に使いにくさも感じず悪くないと思います。
 リアはSeymour Duncan社のAH-1が入手出来ず、SH-4(JB)としました。SH-4について、メーカーのサイトでは「世界で最もポピュラーなリプレイスメントピックアップ。非常にバランスの取れたコイルターンにより、倍音(ハーモニクス)が出やすくサステインとディストーションが程よくブレンドされた高出力タイプ。甘くウォームなトーンからストレートなロックンロールサウンドまで、幅広く対応します。」と書かれています。これもクリーンなセッティングで歪むくらいの出力を持ちますが、LEADオリジナルのハムバッカーほど無駄にローは厚くなく、使いやすいと感じます。


まとめ

 マッチングヘッド化を諦めた時点でコスプレのレベルとしては頭打ちとなるわけですが、その他につきましては割と頑張ったと自負しております。一応もとに戻せる範囲にとどめているわけですが、今後タガが外れた場合、一線を越えてしまう可能性が無きにしもあらずです。

【了】

いいなと思ったら応援しよう!

この記事が参加している募集